ソロゲーPWのMagic: Puzzle Quest雑記

マジックザギャザリング パズルクエスト(MTGPQ)の所感マシマシチラ裏雑記メモ。要望/感想/誤字脱字指摘歓迎です。

お勧めのPW(2024/03単色編)

個人的おすすめPW紹介2024年3月版です。
単色編という事で各色から個人的上位を3体ずつピック。一部PWは前回のコピペ。
MKMのPWは未入手のため対象外。LCIまでを評価対象とします。

 

◆白

激励の指導力、アジャニ
相変わらず白単筆頭とも言える性能を持つPWです。ギデオン涙目。
高耐久、各種常磐木付与、高マナボーナスとジェム変換能力、トークン生成を一手でこなせるのはこいつだけ。単色PWなので比較的安価で購入できるのもGood。
ドロー系の能力がないのが唯一の欠点なので呪文やサポートで補いましょう。

 


《花の大導師》
安定したマナボーナスと白単では珍しいドローを兼ねた第一能力持ち。大量展開した1/1トークンクリーチャーを第三能力で巨大化させてワンパンを狙える性能は随一。
クリーチャーに警戒を付与できる能力が2つあるため、プロテクション/先制攻撃/二段攻撃/ダメージ軽減持ちのクリーチャーとも相性が良好。
総じて初期ギデオンの上位互換。初心者にとっても扱いやすく、1/1トークンを大量生成するデッキとも相性が良いPWと言えます。

 


《華やいだエルズペス》
マナボーナスは平均より少し上の安定型。
最大の魅力は第二能力のコスト踏み倒しで、安定して高コストクリーチャーやVG展開が可能です。除去が多い環境なのでおまけの盾カウンター付与サポートも便利。
第三能力の天使トークンは専用デッキを作らない限り必要忠誠値に対して効果が微妙です。基本的に第二能力がメインと考えましょう。
パッシブ能力のサポートへのシールド付与も便利で、シールド値の低い《牢獄の管理人、ヒクサス》や《抑制する縛め》を多用するなら相性◎
妨害/アド効果があるサポートを大量展開するデッキにおすすめ出来るPWです。

 

◆青

時間破砕者、テフェリー
相変わらずパッシブの拒否ジェム生成が強力なPW。マナボーナスも青が6でマイナスが赤のみと中々強い上に、能力もマナ加速に繋がる効果ばかりなので高コストの拒否ジェム生成カードも回せます。強力な青ジェム変換呪文《損切り》が使えるのも強み。
特定のPMA青カードがほぼ必須な点とHPが低い点を除けば青単PWでは最強クラス。拒否ジェムの効果で延々相手を妨害しながら戦えるでしょう。

 


《秘密の解明者、ジェイス》
青黒のマナボーナス値に対してマイナスの色が無い点が優秀なPW。
サポートを大量展開するデッキと相性がよく、直近のBROカードは青でも使える強力なアーティファクトサポートが多い点が追い風です。
必要忠誠値が多いものの第一能力で大量のマナブーストが可能。第三能力が発動した後にドロー呪文を回せば全てのクリーチャーが20/20を超えるフィニッシャークラスに成長するため、始めたてで低スタッツの青クリーチャーしか持っていなくても活躍できます。青単入門には比較的おすすめ。

 


時の支配者、テフェリー》
第三能力の《時の支配者トークンによって毎ターン2回の追加入れ替えを得ることが出来るPW。と言うか第三能力のサポートが本体です。
マナボーナスが安定型なので序盤は軽量除去でチマチマアド差を埋めて、第三能力後の追加入れ替えでガンガンアドを稼いでいきます。
損切り》に加えて青単でも採用できるジェム変換数が多いサポートが増えてきたため、過去と比べて第三能力の発動が現実的になりました。

 

◆黒

《忌まわしき干渉者、アショク》
比較的新しい黒単PW。
第1能力の7マナ付与付き2枚サーチが優秀で、軽量カードが多めの黒単デッキで真価を発揮します。《穢れた敵対者》を主軸にするなら後述のリリアナかこいつが最適でしょう。
自傷効果のあるカードを使うことでマナ付与も狙えるのも◯。
基本的に低コストで強力なカードの採用が要求されるので若干中級者向けです。

 


《死の権威、リリアナ》
個人的に黒単で最も警戒しているPW。現行スタンダード環境でも第三能力サポートと《穢れた敵対者》によるバーンコンボが引き続き使えるため要警戒です。
青単のテフェリーと同様に黒単でも大量にジェム変換&忠誠値を稼げるサポートが増えてきたため、スタンダードでも4~6ターンで忠誠値15を稼ぐのが現実的になりました。

 


《ヴェールのリリアナ》
毎ターン1回相手の墓地にカードが落ちた際にライフを犠牲に忠誠値を得るパッシブ持ち。これを活かして第二/第三能力を活用していくタイプのPW。
特筆すべきは特殊サポートの《ヴェールの呪い》で、相手の墓地にカードが落ちる度にバーンダメージを与えつつ大量のジェム変換を誘発するためかなり強力。特に自分の墓地を肥やすダッコンや《受難の天使》が現環境で多く採用されているため、それらに対してぶっ刺さります。逆に言えばこれを設置しないと真価を発揮できません

素のマナボーナスが安定型なので初動は遅め。ハンデスや除去効果を駆使して《ヴェールの呪い》によるジェム変換で有利を取っていく上級者向けのPWと言えます。

 

◆赤


《勝負服纏い、チャンドラ》
VOWで追加された赤単PW。使い勝手がいいマナ付与付きドローの第一能力とトリッキーな第二、第三能力を持ちます。必要マナの多い赤フィニッシャーにマナを付与して展開したり、のけ者を駆使して呪文を連打するデッキと相性〇
ただ現行プラチナ帯ではダメージ軽減持ちが多いので、トランプルや無色を絡めた確定除去の採用を検討しましょう。赤単の中では最も初心者向け。

 


レジスタンスの火、コス》
赤マナボーナスに尖ったPW。使ってみると分かりますが、赤単変換土地を1個でも置けばパッシブと相まってかなりの赤ジェムをマッチさせることが出来ます。
逆に赤ジェムマッチが出来ないと良い所もなくボコられるのでジェム変換手段はある程度積んで運用しましょう。

 


《焦熱の交渉人、ヤヤ》
コスと同じ赤マナボーナス+9を持つのに何故かマイナスが無いPW。
パッシブで果敢を持つ1/1トークンを生成できるのは地味に強力。
のけ者を織り交ぜたデッキで真価を発揮するため使用難易度はかなり高いですが、デッキ構築によっては分からん殺しのような動きが出来ます。
また直近のアップデートによって「のけ者が付与されたカードが戦場やボードに出た場合に追放されなくなった」という事で呪文だけでなくクリーチャーやサポートのぶん回しが出来るようになったのはかなりの強化ポイントです。

 

◆緑

世界を目覚めさせる者、ニッサ
強力なマナブーストトークン生成能力を持つ緑単で最も使い勝手の良いPW。
第二能力のドローや第三能力で条件付き呪禁持ちトークンを生成できる点も強力。

初期ニッサの上位互換とも言える性能をしていて、能力が直感的に使えるため初心者にお勧めしたい緑単PWです。

 


生命のエネルギー、ニッサ
緑PMAで追加された緑単PW。パッシブで種ジェム生成が可能で、特筆すべきは第二能力の5/5トークン5体召喚。忠誠値15で25/25確定召喚は強い。
緑PMAの土地を絡めた種ジェムデッキでサクっと勝ちたい場合に便利。ただ相手の盤面を綺麗に除去しないと種ジェムを逆利用されやすい点には注意。

一方で種ジェムのエフェクトバグによってフリーズする可能性が高いため、使用時/対面時には設定からアニメーションをオフっておきましょう。

 


《レンと次元壊し》
一見するとマナボーナスが脆弱ですが、パッシブ効果によって運ゲー連鎖が狙えます。
そして第三能力のサポート効果がぶっ壊れており、デッキ運用によっては毎ターン《神の乱》を展開して相手盤面を更地に出来たりします。
さらに緑単でトークン生成がないため、環境カードである《開花の亀》《暴走暴君、ガルタ》《偉大なる統一者、アトラクサ》の3体セットを十全に活用できます。

 

前回の記事と比較すると
白:変更なし
⇒そもそも昨年で白単PWの追加がなかった

青:肉体の裏切り者、テゼレットOUT 時の支配者、テフェリーIN
アーティファクト特化&運ゲーよりも汎用性重視で選出

黒:オニキス教授OUT 忌まわしき干渉者、アショクIN
⇒黒単で軽量デッキを回すのに最適なPWが追加

赤:ヤヤ・バラードOUT レジスタンスの火、コスIN
⇒五者会談必須のヤヤよりもコスの方が汎用性が高い

緑:狩りに出るビビアンOUT レンと次元壊しIN
⇒レンの第三能力が強すぎる

といった感じ。今の段階で「各色の単色PWを購入するとしたら?」と聞かれれば
《激励の指導力、アジャニ》
《時間破砕者、テフェリー》
《ヴェールのリリアナ》
レジスタンスの火、コス》
《レンと次元壊し》

ですね。

単色PWはおおよそ300クリスタルで購入可能で、育成コストも安いため各色1体ずつ持っていても損はないでしょう。あくまでも個人的オススメなので参考まで。

今日の一枚(クリプテックス)

今日の一枚紹介はこちら

 

《クリプテックス》

MKMの無色レアで、10マナアーティファクトサポートでシールド値は3。
効果は以下の通りです。
・証拠収集の際に調査を実行
・ターン開始時に「PWの最大マナボーナスの1色」で5個ジェム変換
・このサポートが破壊されるか強化を失った際に1枚ドロー

入手難易度に対してマナブースト効果と汎用性がバカ強い

たった10マナで下手な土地よりジェム変換数が多く、更に単色変換が担保されているため追加ジェムマッチの発生確率が高く多色PWでも使用可能。おまけに調査込みでドロー効果もある程度持っている至れり尽くせりなカード。


スタンダードのいくつかの土地は「PWの色」で2~3個ジェム変換しますが、このサポートはマナボーナス依存の単色変換です。三色PWである龍神ボーラス様が使うと黒or赤の単色ジェム変換5個。つよい(語彙力)
正直ジェム変換数が3個にナーフされたりしても十分実用範囲だと思います

 

更に「アーティファクトサポート」なのでアーティファクトのサーチだったり「アーティファクトを詠唱/戦場に出した時」などの効果とのシナジーが見込めます。
逆に土地ではないという点に関してですが、現在環境を支配している《開花の亀》の墓地踏み倒しに引っかからず高コストクリーチャーを踏み倒せるので「土地ではないジェム変換サポート」という点で逆に評価が高くなります。

 

総じてLCIアンコモンの《太陽鳥の権威》の上位互換サポートですね。作製効果は正直使わないし《クリプテックス》の方が4マナ安くて変換ジェムが1個多くてシールドも1多いと言う優れっぷり。

 

勿論ランプデッキならモックスなどの方が適していたり、ループコンボ目当てでVOW/MIDの土地を採用するパターンもありますが「マナブースト目当てで適当に土地を入れたい」と言う方向性であれば取り敢えず雑に採用して良いカードだと思います。
何度も言いますが多色PWでも有効に使えるのがデカいです。

コンボ紹介:ウラブラスクの統一

久々にコンボ紹介。今回は赤単のコンボです。

コンボパーツはこちら

《完全なる統一》《ウラブラスクの溶鉱炉
《完全なる統一》は味方クリーチャーがバフされるか、自分のパーマネントに油カウンターやシールドが増えた際にシールド値分のバーンダメージを与えて自分のシールド値を増やすことが出来るサポート。
《ウラブラスクの溶鉱炉》は戦闘開始時にバーサーカーと差し迫った死を持つ0/1トークンを生成して油カウンターを2個取得、その上で最後のクリーチャーに油カウンター分の+X/+0修整と速攻&トランプルを付与します。

 

これが組み合わさることで毎ターンの戦闘開始時に
溶鉱炉からトークン生成+油カウンター取得
・《完全なる統一》のバーン効果発動&シールド値+1
・最後の味方クリーチャーにバフ
・《完全なる統一》のバーン効果発動&シールド値+1
が発動。一見すると地味ですが、《完全なる統一》のシールドが最低2ずつ増えるのに比例して毎ターンダメージが上がっていきます。しかもこのバーン効果はヴァンガードの破壊やクリーチャーの除去としても使えるのでPWへの打点以外にも有効。

数ターン経過するだけで毎ターン2~3回の10点超えバーンをばら撒く鬼のような効果に変貌します。《完全なる統一》を重ね出ししてブーストしてもOK。

この2枚だとバーン効果があと1回使えるので、他にも《完全なる統一》を誘発できるカードが居ると良いです。オススメは以下の軽量クリーチャー。

《溌剌としたヒューズリング》はETBで油カウンターを取得し、毎ターン自力でバフ効果を得られます。溶鉱炉トークンが差し迫った死で自滅するので、油カウンターが増えるシナジーあり。
《太陽の執事長、インティ》は戦闘開始時に手札を捨てることでバフ効果+発見によるサーチが使えます。他のコンボパーツやシールド値を回復させるために上述のサポートを持ってきてもいいですね。

 

打点を上げるカードとしてのオススメはこの2枚。

《証人燃やし》は相手PWにダメージを与えた際に自分のLv×2の追加打点を「ターン中無制限に」与えることが出来るサポートカード。例えばLv3の状態だと《完全なる統一》のバーン3回とクリーチャー3体分のアタックに加えて36点の追加ダメージ。
《機械化戦》はPWだけでなくクリーチャーに対しても各4回ずつ追加で2点ダメージを与えることが出来るサポートです。
PWへの最大打点か、クリーチャーへの打点増加やコスト面を考えて選ぶと良いでしょう。もちろんサポート枠に余裕があれば両方採用して更に打点を上げても◎です。
ここに《確固たる討伐者、レム・カロラス》を加えても面白いですね。《証人燃やし》が連鎖すると普通に1ターン50点以上のダメージも狙えます。
検証で使ったけど《証人燃やし》くっそ強いなこれ…

 

欠点はダメージ軽減持ちや呪禁持ちクリーチャーに対して無力なコンボであることです。それぞれの特性を貫通する除去を採用しておきましょう。
また今回は赤単PWで使ってみましたが、赤ジェムマッチを頻発させるとサポートが自壊しやすいので赤タッチの多色PWで採用する方が良いかもしれません。

 

複数回のバーンでクリーチャーやヴァンガードを横展開されても安定して処理可能。何より展開してしまえば特殊な動作やデメリット無しで発動出来るのが良いですね。またバーン効果は発動するかどうかを選択できるためトークンで殴り切らなければオーバーキルの心配もありません。
さらに毎ターントークンが死亡するため死亡時誘発のコンボとも絡めることが出来ます。無限コンボではないものの20マナで使えるコンボとしては割と破格の効果。活用して赤の地位を上げていきましょう。

MTGPQ6.5.0がリリース!

MTGPQ6.5.0がリリースされました。
カルロフ邸殺人事件(略称:MKM)が実装です。

絵柄は変わっていますがMKMのトレーニングはまだ追加されていませんね。
実装されたらとりあえずクリアする予定です。

MKMカードパックがショップに追加。例のごとくVIPに加入して割引した上でプレミアムパックを10個剥く予定。
→マスピ1枚、神話レア1枚、レアは重複抜きで22種類でした。若干爆死寄り。

またLCIに続いてMKMでもヴァンガードが出るっぽいです。カードリストを見てもそれっぽいのが見当たらないのでLCIと同様に後から実装される可能性が高いですね。
以下の画像をよく見ると分かる通り、現在MKMの皮を被ったLCIのヴァンガードガチャが表示されているので注意して下さい
回す前にカードリストを見て気づきました。危ない危ない…
→9時頃のゲーム内更新で消えたようです。

追記ですが17時にLCIの非重複1枚ガチャが実装されました。
350クリスタルは高いですが、レア以上確定なのでクラフトでレアを埋めきっていればクソ確率パックを剥くより安価で神話レア以上を入手できます。VGも埋まりますね。


以前2000ジュエル溶かして1枚だけ逃していたVGカーンを無事ゲットできました。

課金ショップには新PWのケイヤが並んでいます。
5000円払う気はないので私はクリスタルショップ落ちまでスルー。

歴代の戦いで手に入る限定パックのMKM追加カードはこちらの2枚。
ジュディスは呪文ループデッキで使えそうですね。フェニックスは無理に取る必要はない性能かなと思います。限定パックを余分に取得していればすぐに取得できます。

そしてMKM実装によってLCIの課金カードが通常落ち&クラフト可能になっています。
神話レア3枚とレア7枚ですね。個人的に《魂の洞窟》と《名も無き都市の歩哨》が気になっていたので即クラフトしました。

取り敢えずメンバーシップ特典の非重複パックの入手予定数に合わせて追加でパックを剥きつつ各カードをじっくり見ていこうと思います。
現状は《開花の亀》+《偉大なる統一者、アトラクサ》環境と言っても過言ではない状況なので、今後どう変わるか楽しみですね。むしろ悪化しそうですが

ちなみにこの記事を書くにあたって順番が崩れるのが嫌でLCIのレアリティ別カード紹介を前倒しで公開しています。良かったらそちらもご覧下さい。
コモン編】【アンコモン編】【レア編】【神話レア編

LCIオススメカード(神話レア編)

LCIのカード紹介神話レア編です。ヴァンガードと課金カードを除くと全部で12枚なので全部紹介していきます。全部の評価が高い訳ではないので注意。

 


《失せろ》
たった5マナで使えるヴァンガード以外の相手カードを破壊できる準万能除去呪文。対象選択が無作為なので呪禁と護法を貫通します。
ただデメリットとして相手に地図トークンを2個作らせてしまうのがかなりのマイナス。というのも地図トークンがアーティファクトサポートなので、連続で使用すると2発目以降は相手の地図トークンを破壊して探索を誘発させつつ相手の盤面に地図トークンを追加でばら撒くだけの利敵カードになってしまうからです。
上記の理由から個人的評価はかなり低いです。白の除去でこれを採用する位なら多少コストの高い《虚空裂き》か、サポート破壊を捨てて《真夜中の一撃》でOK。
トークン以外のアーティファクトサポートを破壊する」だったら全然使える性能だったのが惜しい所。

 


《奇怪な宝石》
6マナで設置できるアーティファクトで、毎ターン手札のアーティファクト全てに3マナを供給。シールド値も4と高く、アーティファクト特化デッキに《ミシュラの作業場》と合わせて採用したいマナソースカードです。
作製すると各ターン最初に唱えたアーティファクトを手札に最大マナでコピーするという効果。作製にアーティファクトが3枚も必要になるのでドローソースが潤沢なデッキ以外では無理に狙わなくてOK。と言うか作製2以上は全体的に効果とコストが見合ってない

 


《君主のオキネク・アハウ》
12マナ3/4伝説護法持ちのクリーチャー。
このカード以外の高パワークリーチャーを戦場に出していると莫大な火力を供給可能です。例えばパワー15の《暴走暴君、ガルタ》を含めて3体クリーチャーを展開していると45点ダメージ増加。ガルタの素の火力と合わせて60点以上のクロックになります。
逆にこのカードを相手に出されると一気にライフが削られるので、護法コストを払ってでも除去しておきたい一枚。

 


《千年暦》
バグって1文字消えてる伝説アーティファクト。7マナでシールド5。
効果はこのカードが出てから10ターン経過以降(Lv100達成後)の毎ターン終了時に相手PWへ100点ダメージを与えるというもの。
効果自体は面白いのですが、如何せんLv100達成までが悠長な上に即死ではなく100点ダメージと言う中途半端さ。勿論破壊されるとLv1からやり直しです。
本家の効果と異なりターン経過以外で意図的にLvを増やすことが出来ないので個人的な評価は低め。


《アクロゾズの放血者》
味方の戦闘ダメージを2倍にする爆アドクリーチャー。
自身の効果も相まって実質10マナ8/5飛行持ちなのでこのカード自身もクロックとして優秀です。味方のパワー合計値が30あれば、これと《錬金術師の計略》の全体二段攻撃付与で火力4倍の120ダメージとなり約8割のPWをOTK出来ます。

 


《アクロゾズの狂信者、ヴィト》
11マナ4/4伝説飛行持ちクリーチャー。そして4/3飛行持ちのアーティファクト/デーモントークンを毎ターン生成すると言う地味に強力なトークン生成器です。
Lv効果は正直オマケ要素感が強いのですが、何らかのループコンボで味方をサクリ続ける際にはそのまま相手を削り切る打点がでます。

 


《最深の力、オヘル・アショニル》/《力の神殿》
オヘルシリーズその1。15マナ5/5伝説先制攻撃バーサーカー持ち。死亡時に赤ジェム変換土地になり、バーン効果で4点以上与えるとクリーチャーに戻ります。
またクリーチャーに戦闘ダメージを与えた際に他のクリーチャーかPWに同じ打点を与える効果持ち。

簡易除去耐性があって相手の盤面を格闘でボコれるのは良いのですが、正直コストとレアリティに対して1歩足りない性能です。このカードを採用するなら他のリソース目当てで後述の《骨集めのドラコサウルス》を採用する場面が多いかもしれません。

 


《最深の成長、オヘル・カスレム》/《豊作の神殿》
オヘルシリーズその2。16マナ9/9伝説トランプル持ち。死亡時にボードをシャッフルする土地になり、ターン終了時に無条件で戦場に戻ってきます。
また攻撃時にダメージが通ればデッキからクリーチャーをサーチして踏み倒し召喚可能。個人的に評価が高いクリーチャーではあるのですが、現状は似た効果でコストが安い《開花の亀》に人気と役割を掻っ攫われています。

 


《骨集めのドラコサウルス》
16マナ飛行先制攻撃バーサーカー持ちの恐竜/ドラゴンクリーチャー。
ターン開始時に発見4と6マナ獲得。ターン終了時に3/1恐竜トークンと金トークンを生成という地味にアドの塊。着地後は護法や呪禁を付与して守護りましょう。
また相手によほど大型のクリーチャーが着地しない限りバーサーカーと先制攻撃で片っ端から盤面を掃除してくれます。ダメージ軽減持ちクリーチャーにも突っ込んでいく点には注意。

 


《最深の基盤、オヘル・タク》/《文明の神殿》
オヘルシリーズその3。17マナ7/7伝説持ち。味方のトークンが攻撃した際に3回強化する常在効果を持ちます。また死亡時に忠誠ジェム変換の土地に変身し、5体以上のトークンクリーチャーをコントロールしていれば任意で戦場に戻すことができます。
基本運用としては基本スタッツが3/3~9/9のトークンと組ませる感じ。小型トークンと併用する場合は攻撃時の味方クリーチャーの強化総数を参照する《大衆の蜂起》と相性が良いですね。他にも《穢れた敵対者》のゾンビトークンの差し迫った死のデメリットを帳消しにするどころか黒字強化することもできます。
ただ如何せん効果に対してコストが高く、押されてる盤面をひっくり返す性能でもないので現状カードそのものの評価は低いです。

 


《最深の裏切り、アクロゾズ》/《死者の神殿》
オヘルシリーズ…と思いきや元々は神の力を捕食した定命ピーポー。ちなみに力を奪われた本来の神の残骸がLCIマスピの《古のもの》だそうです。
17マナで4/4伝説飛行絆魂持ち、攻撃時に相手の手札を2枚ハンデスしてこちらだけ1枚ドロー。さらに相手が手札を捨てるたびに1/1飛行コウモリトークンを2体ずつ生成と言うイカれた性能持ち。デッキによってはこいつ1体で詰みます(2敗)
しかも破壊除去であれば黒単変換土地に変身し、手札1枚以下で戦場に返ってくると言う悪夢みたいなクリーチャー。単体で見るならLCI神話レアで最強のカードだと思います。
PWのヴェールのリリアナと相性が良く高確率で採用されているので、対面時は無効化手段や追放除去を採用して対策しましょう。相手のマナブースト手段が薄ければ軽量バウンスも対策として有効です。

 


《最深の紀元、オヘル・パクパテク》/《巡る刻の神殿》
オヘルシリーズ最後の1枚。19マナ4/3伝説飛行のクリーチャー。死亡時は追加入れ替えを誘発出来る土地になり、ターン終了時に無条件でクリーチャーとして復活できます。
メイン効果としてコピー以外の呪文を詠唱時に追放。毎ターン追放領域の先頭2枚から1枚を最大マナで呪文をコピーすることができます。ここで重要なポイントが2点
・紋章とは無関係なので手札から直接追放してもコピー可能
・追放領域から「コピーされる」ので一度追放すれば毎ターン使える
これらを活かして《発見の誘惑》《黄金の願い》《五者会談》と言った20マナ超え呪文を予め手札から追放しておけば実質ノーコストで毎ターン詠唱することが可能。
運用時の注意点としてコピーしたくない低コスト呪文を先に2枚唱えてしまうとを後から追放した高コスト呪文をコピーできなくなるので気をつけましょう。

 

個人的にLCI神話レアで一番評価が高いのは《最深の裏切り、アクロゾズ》ですね。高コストデッキ相手ならこいつ一枚で完封できるレベルで強いです。

次点は《最深の紀元、オヘル・パクパテク》がコスト相応に強力。ジェリーヴァと並行で採用すれば爆アド呪文を連打できます。

 

LCIの神話レアカードはコンボ向けと言うより単体性能が高いものが多いですね。ただ現行環境ではWOEの《開花の亀》が暴れているので、それに対抗できるデッキを構築するにはコストが重いのが多いかなと言った感じです。
MKMで実装されるカードも気になるのでクリスタルを貯めて待ちたいと思います。

LCIオススメカード(レア編)

独断と偏見で選ぶLCIオススメカード。レアの中から10枚程度並べていきます。
ちなみにヴァンガードや課金限定カードは対象外とします。
MKMが予想より早くリリースされたのでフライング投稿です

 


《太陽の執事長、インティ》
5マナ2/2伝説持ちクリーチャー。戦闘時に手札の末尾を捨てると先頭クリーチャーにバフ+ドランプル付与。さらに手札を捨てた際に発見2が誘発。
…なのですが、効果が少しバグっていてこのクリーチャーの効果で手札を捨てた場合、マナ付与無しの発見2が発動した後にマナ付与有りの発見2が発動します。
実質1枚分余分にサーチ出来るのでコスト以上に優秀な恒久ドローソースとして機能します。能動的に手札を捨ててリアニメイトに活用するのもあり。

 


《勇敢な旅人、ケラン》《旅路の続き》
7マナ2/3ですが、毎ターンサーチ兼墓地肥やしを行いつつ地図トークンを生成。墓地を肥やしながら地図の探索で白ジェムが増えるので《信仰縛りの審判官》と相性良好。
そして表記が0になっていますが、1マナコストの呪文を裏面に搭載しており効果も結構強いです。目標条件や各種誘発効果に呪文詠唱やアーティファクト生成がある場合は地味に輝きます。
これ一枚でドローソースとして機能しつつ、中盤以降は盤面を地図トークンだらけに出来るので軽量の割に長期戦にも強いクリーチャー。

 


《巨体の猛竜》
たった7マナで5/3護法付きの恐竜クリーチャー。
それだけでも結構強いのに、戦闘時に条件付きジェム変換能力を持っている使い勝手の良いカードです。スタン環境で緑の軽量クロック枠に迷っていたら雑に採用できる一枚。


《タリアンの魂断ち》
8マナのアーティファクト装備品。自分のクリーチャーやアーティファクト破壊/強化喪失時に先頭クリーチャーを恒久的に+5/+5しつつ一時的に警戒付与。デッキによっては鬼みたいなサイズアップが可能です。金トークンやLCIに多い地図トークンを破壊してサイズアップさせるのが主な使い方になります。


《地底のスクーナー船》
8マナで+6/+3を付与する機体サポート。コストの割にバフが強力です。
さらに毎ターン探検2を行えるので、単色クリーチャーとセットで運用する場合は下手な土地よりも優秀なジェム変換手段になります。


《深根の巡礼》
8マナのエンチャントサポート。効果が記載と若干異なっており、ETBと「味方のマーフォークトークンの攻撃時」に1/1の呪禁持ちマーフォークトークンを生成します。
他のマーフォーククリーチャーの攻撃でトークンが生成ができないとは言え、実質毎ターン1体の1/1呪禁持ちを生成できる上にマナボーナス+5なら1マッチで出せる点は破格と言えるでしょう。除去コンに割と強気で展開できるし、パワー不足は基本スタッツを上げる呪文や強化値の分+修正を行う効果で補えます。


《ティシャーナの潮縛り》
10マナ3/2閃光持ち。ETBで相手を恒久的に無効化した上で2枚ドロー&+2/+1修整と言う割とぶっ壊れた効果を持ちます。
欠点として死亡時に相手全体の無効化が解除されてしまうため《呪文捕らえ》や《魚の餌になる》と組み合わせて盤面ロックする場合はクリーチャー入れ替えで死亡時誘発効果を発生させないようにするか、役割:王族で護法を付けて護ると◯。
ちなみにVGテフェリーの紋章効果で追放除去すると味方クリーチャーの無効化が解除されず、逆盤面ロックで詰んでしまう可能性があるので対面時は注意しましょう。


《パラニの孵化者》
10マナ5/3の恐竜クリーチャー。ETBで何故かアーティファクトタイプを持つ恐竜/卵トークンを3個生成。それぞれ破壊時に3/3の緑恐竜トークンが出てきます。
またこのカード以外の恐竜クリーチャーに速攻を付与可能で、このカードが攻撃した際に上述の卵サポートを破壊して恐竜トークンを展開。3体召喚できれば5/3に9/9がおまけでくっついてくることになります。コスト比で見るとかなり優秀。
さらに副次効果として「アーティファクト/サポートを破壊したとき」の効果も意図的に誘発できるのでコンボに使えるかもしれません。
激レアな状況ですが相手に緑単の卵サポートを3つマッチ&シールド4が割れるまで連鎖されて大量マナを持っていかれることがあるので注意(1敗)

 


翡翠光の洞窟探検家》
10マナ2/3と一見貧弱ですが、緑単で探検3を持っているため緑ジェム6個変換しつつ着地。更に他にマーフォークをコントロールしている場合は1回強化されて最低でも4/6で着地します。緑のマーフォークデッキなら雑に採用可能で、非トークンクリーチャーの強化総数を参照するような効果にも組み合わせしやすいです。

 


《熱心な略奪者、ブリーチェス》
10マナ3/3で伝説速攻持ちクリーチャー。ブロック無効化能力はおまけで、戦闘開始時に金トークン生成+1ドロー5マナ付与がかなり便利です。
赤タッチのデッキで恒久ドローソースを採用したいなら雑に入れても良い一枚。

 


《千番目の月、アニム・パカル》
12マナ2/5伝説持ちクリーチャー。コストが多少重いですが毎ターンサイズアップしつつ自分のパワーに等しい数の1/2アーティファクトノームトークンを生成します。
バフなどでサイズアップさせれば毎ターン10体以上のトークンを生み出したりするのでトークンデッキにメインとして採用する価値あり。横展開性能が強いのでレア以下制限デッキでも活躍できます。


《沈んだ城塞》
ETBでジェム変換を行う一風変わった土地。ただ素出しだとコスト比で赤字になる事が多いので各種効果でボードに踏み倒し展開するなど工夫が必要です。
正のマナボーナスを増加させるため、プラスの数が多い無色PWや3色以上のプラスマナボーナスを持つPWで採用すると良いでしょう。

 


《残響する深淵》
14マナと若干コストは重いですが、単色PWで使えば毎ターン3個の単色ジェム変換が可能な万能土地です。起動ジェムは発動できればラッキー程度に留めましょう。


《暴走暴君、ガルタ》
24マナ15/15伝説トランプル持ち。ETBで脅威の緑単ジェム15個変換の爆アドクリーチャー。素出しするにはコストが重すぎるので基本的にリアニメイトなどの踏み倒し効果を使って戦場に展開します。
相手が《開花の亀》を出してきた場合9割位がアトラクサ、6割位でこのカードが採用されているので要注意。また三色サルカンの奥義でこいつを3体出せば次のターンにまた奥義が撃てるレベルの忠誠値が返ってきます。

紹介した中では《暴走暴竜、ガルタ》がコスト相応に強力。単品の使い勝手で言えば《勇敢な旅人、ケラン》も便利枠として雑に採用できると思います。白の欠点であるドローソースを補いながら地図生成でマナブーストができ、0コストで呪文詠唱回数を稼げるのは強い。
紹介しなかったのも含めてレアはデッキの中核にしても良いカードが多かったですね。割と対象を厳選しても10枚超えでした。次回はラストの神話レア編。

LCIオススメカード(アンコモン編)

LCIオススメカードのアンコモン編です。例によって独断と偏見で10枚前後選定。
先日のコモンが正直ゴミだらけぱっとしない性能ばかりだった反動か、アンコ以上からは実用レベルのものが増えていきます。

 


《ギシャスの初子、イツキンス》
6マナ2/3速攻伝説持ちの恐竜クリーチャー。
ETBで相手の先頭に呪禁や護法を貫通するバーンダメージを与えます。実質6マナで使える呪禁貫通バーン呪文+おまけで2点クロック付き。
自軍の先頭を恒久的に強化する装備品やエンチャントと相性が良く、相手によってはこいつを定期的に出すだけで何もさせずに勝てたりします。

 


《救いの手》
6マナの白リアニメイト呪文。大型のリアニメイトなら同じアンコモンで《報復招来》がありますが、こいつはコスト指定を掛けれるので《穢れた敵対者》や《群れの癒し手》と言った各種アド効果を始動できる軽量クリーチャーを大量に肥やした墓地からピンポイントで釣り上げることが可能です。大半の白タッチPWが1マッチで使えるのも魅力。

 


《陥没穴の偵察》
6マナ2/2で探検2により緑4ジェム変換ができる爆アドクリーチャー。
マーフォークタイプでシナジーがそこそこあり、普通にクロックとしても優秀です。

 


《主の案内壁画》
7マナで4/4の青ゴーレムトークンを生成する地味にコスト対効果が優秀なサポート。
作製で出てくる《主の組立工場》も優秀で、トークンではないアーティファクトが自分の戦場に出るたびに4/4青ゴーレムを生成します。
ちなみに実装当時は《主の組立工場》の効果に「トークンではない」が抜けており、このカードで生成された青ゴーレムでトークン生成が無限誘発するぶっ壊れカードでした。

 


《硬骨漢の船員》
9マナで海賊かアーティファクトをサーチできるクリーチャー。
アーティファクトのコンボパーツを持ってくるのが主な使い道なのでコストに対するスタッツの低さは無視。
ちなみに他に海賊やアーティファクトを採用していない場合は自分自身を確定でサーチするため、詠唱/召喚時に9マナ獲得出来る状況であれば無限召喚コンボが成立します。

 


《水流の指揮者、ニカンチル》
9マナ2/3伝説持ち。土地サポートが出るたびに探検2を行い、さらに自身もガンガンサイズアップしていきます。
探検は基本的に単色クリーチャーを選択してジェムマッチでマナを稼ぐのがベター。

 


《キンジャーリの黎明走り》
9マナ2/2でスタンダードでも珍しい素で二段攻撃を持つ軽量クリーチャー。
さらに探検持ちなので追加のジェムマッチやサイズアップも狙えます。

 


《大いなる扉の守護者》
9マナで5/5飛行持ち。普通このコストとスタッツならデメリット効果が付きそうですが何故か追加でバフ効果持ち。バフ無しでも優秀なアタッカーとして運用可能です。

 


《太陽鳥の権威》
単色PWで運用すれば4個のジェムを単色変換できる下手な土地より優秀なサポート。
シールドが2しか無いので重ね出しで補いましょう。作製は基本使わなくてOK

 


《鎌爪の猛竜》
17マナと高コストなので踏み倒し召喚が基本。効果で相手の詠唱/コピー行動をかなり縛ることができ、特にクリーチャー除去手段がない無限ループデッキにとっては天敵。
バフ効果でパワーを適当に上げて役割:王族などで護法を付ければ相手が勝手に自爆するレベルで強力。逆に相手に出されたら最優先で除去しないと酷いことになります。
黒に似たような効果のサポート《痛ましい苦境》があるので、こちらは赤かつクリーチャーであること(=踏み倒し手段が多い)を差別化ポイントとして運用しましょう。

 

アンコモンの中では《陥没穴の偵察》や《キンジャーリの黎明走り》が軽量クリーチャー枠として結構優秀。個人的には《主の案内壁画》がそこそこお気に入りです。4/4トークンを7マナで出せるのは下手なレアより強力。無限コンボはリリースから速攻で修正されましたが、流石に1枚で無限コンボ成立はナーフ残当

今回はあくまで汎用的に使えるものをピックしましたがコモンと違って選外でも結構使えそうなものがありましたね。次回はレア編。