ソロゲーPWのMagic: Puzzle Quest雑記

マジックザギャザリング パズルクエスト(MTGPQ)の所感マシマシチラ裏雑記メモ。要望/感想/誤字脱字指摘歓迎です。

イベント戦:殺したのは誰だ?

久しぶりの連合イベント雑感。
先週末の新イベント「殺したのは誰だ」ですね。


MKMという事でスタンダードのイベント。ノード数は2です。

◆上ノード

スピリット5体の召喚とクリーチャー5体以上の破壊が目標条件。
また特殊サポートとして実体クリーチャー死亡時にスピリットトークンを生成するイベントサポートが展開されます。

デッキはこちら。PWはアショク


とにかく現行環境は《開花の亀》を警戒する必要があるため、妨害マシマシのデッキ。
本当ならETBを封殺できるMKMの白《門衛のスラル》が最適なのですが、目標達成を円滑にするため《サリアとギトラグの怪物》を採用。こいつはスラルと同じような無効化常在能力を持っているのですが、ETBを1回だけ許してしまう点に注意です。スラルが詠唱時に無効化するのに対してギトラグは戦場に出たときに無効化するからですね。


後はハンデスが強い《噛掌の忍者》や犠牲で自滅して破壊数を稼げる《ジアトラの特使》などで削り。

個人的に活躍したのは《屑鉄の学者、ダレッティ》でした。こいつの-1能力は自他問わずクリーチャーを確定で破壊できるので長期戦に強かったです。
+1能力でトークンを出したあと-1で破壊して目標条件数を稼げたのも◎。ギトラグの生贄にしてもいいです。

 

◆下ノード

同じ基本パワーのクリーチャー非採用でパワー4以下のクリーチャーを3回詠唱が条件です。相変わらずのガバ翻訳条件…

特殊サポートはバフ状態のクリーチャーで攻撃すると3マナ獲得。

使用デッキはこちら。PWはカズミナ

ジェリーヴァと《未確認霊柩車》のコンボデッキ。
基本パターンはジェリーヴァ→《五者会談》で追放領域を稼いだ後に《未確認霊柩車》で60~100のバフを掛けてワンパンします。

《開花の亀》を含む厄介な効果持ち対策として《許可なき脱出》と《魚の餌になる》を採用。後半は腐りましたが序盤~中盤はそこそこ活躍してくれました。

 

結果としては個人スコアが120点満点で1位。
連合ランクは4位でした。

恐らく上位連合で《開花の亀》→《暴走暴君、ガルタ》&《偉大なる統一者、アトラクサ》で満点を逃したプレイヤーが多かったのではないでしょうか。
…と思えるぐらいに《開花の亀》+αを出してくる理不尽デッキが多かったです。
緑デッキを見たら基本的にあのクソ亀を警戒した方が良いですね。

ダッコン(白青黒)が流行りすぎた反動っていうのもありますが、しばらくは緑タッチが現行トップティアだと思います。警戒しながらイベントを遊んでいきましょう。

MKMのヴァンガードざっくり評価

今回は先日コンプリートしたMKMヴァンガードに関して、ヴァンガードパックのカードリスト順でざっくり評価していこうと思います。
各カードの効果は画像を見れば分かるので使用感や小ネタを中心に紹介していきます。

 

《運命を変える者、アミナトゥ》

MKMの中では最軽量のヴァンガード
+1能力が実質2枚ドローで使い勝手が良いのですが、特筆すべきは-2能力のバグ性能です。通常「クリーチャーの強化」ではETBが発動しないのですが「特定のクリーチャーのETBがコピーと強化で何故か合計2回発動」します。

例えば《偉大なる統一者、アトラクサ》を追放するとコピーで1回目、強化で2回目のETBが発動。偶数コストカードなら最大マナ付与が狙えます。

数枚しか試していませんが、傾向としては選択肢無しで勝手に発動するETBが2回誘発するみたいです。具体例としては環境で大人気のコイツら。
追放で一時的に強化数が減ってもそれ以上のアドが狙えます。ただ恐らくバグなのでそのうち修正されると思います。

 

《頂点捕食者、ガラク

24マナと言う激重コストのVG。+1効果で3/3の接死持ちビーストトークンを生み出しつつヴァンガードをデメリット無しで破壊出来るのが強力ですね。トークンにバーサーカーを付与すれば擬似的な除去としても運用できます。

ちなみにすぐ修正されましたが、実装当初は「相手の場にヴァンガードがいなければこの+1効果が使用できない」という欠陥性能でした。
-3能力はコスト依存で対象が決まるので呪禁や護法を貫通可能。-8効果で味方全体にトランプルを付与しつつサイズアップできるのも強力。
ただコストが重すぎるので踏み倒しが前提ですね。リアニメイトやモックスなどと組み合わせるのが基本運用になりそうです。

 

《ジャレッド・カルサリオン》

WOEディハーダに続いて2枚目の5色VG
3/3バニラトークン生成、期待値+7~8のクリーチャー恒久バフ、単純トークン破壊によるマナ獲得…使えないことはないですが微妙に評価しづらい能力です。

トークンは五色カラーの3/3トランプル持ちバニラ。+1能力でもこれだけだと微妙…

トークンや調査トークンを割って一気にマナ獲得&ドロー出来るという特徴がありますが、如何せん-6能力なので起動までが手間です。現状このVGを無理に採用するデッキは思いつかないですね。後継カーンのマナボーナス上昇目当てだとしてもディハーダやギルドパクト、ジョダー、《神の乱》などサポートに限定しても他の5色カード選択肢が結構あります。
正直に言えば-3能力が「ボード上の緑ジェムの数だけ金トークン生成(上限15個)」だったら評価が変わったと思います。

 

《屑鉄の学者、ダレッティ》

アーティファクトに寄った能力のVG。
評価ポイントとしては初期シールド値が5で-1効果により確定除去が使える点です。
16マナで毎ターン対象クリーチャーを1体、最大5体除去できると考えれば結構なアドカード。しかも相手が2ターンに1体以下しかクリーチャーを召喚してこなければ+1と-1能力を交互に使うだけで完封できます。
VGテフェリーがスタン落ちした場合、クリーチャー除去だけを考えるならこれを後釜にしても良さそうですね。「目標条件の制限で呪文を使えないけど除去が欲しい」といった場合に役立つ1枚と言えるでしょう。

 

《仮面使い、エストリッド》

エンチャント偏重デッキで活躍できるVG。
《多元宇宙と共に》《ニクスの星原》《ギルドパクトの力線》と言った高コストエンチャントにマナを付与したり、墓地を肥やした後に-7効果で一気に盤面を展開するなどコントロール寄りの動きが強いです。英雄譚が軒並みエンチャントなのも追い風。
また各種効果にはサポート指定が無いのでエンチャントクリーチャーとも相性が良好

ちなみに-1能力でボードに生成できる《仮面》サポートトークンも地味に優秀です。
それ自体がエンチャントなので+2効果の3マナ付与に利用できる上、自分の先頭クリーチャーに対して実質恒久的にダメージ軽減を付与します。

警戒や到達、ディフェンダー持ちが居ればダメージ軽減ブロッカーが完成するため、このサポートを生成できるだけでも十分な価値があります。
シールド値が2と低いですが、-1効果2回でシールドが4になるため耐久性も十分。

 

《ジアドロン・ディハーダ》

相手クリーチャーやサポートをパクる効果を持つヴァンガード
-3効果でパクった場合、この後にメインフェイズ(ジェムマッチしてカードを詠唱)なので、犠牲効果で奪ったクリーチャーをサクったりするとアド。
シールドが余っていれば入れ替え召喚で奪ったクリーチャーを墓地に追いやる簡易除去として使えないこともないですが、正直それなら除去呪文で十分です。

サポートコピーは一見強いように見えますが、相手の盤面にサポートがある程度でている必要があり、別にそれらを破壊できるわけでもないので正直微妙です。

 

《飢餓の潮流、グリスト》

墓地肥やし+1/1の昆虫トークンを1体生成。自軍のクリーチャーをサクって相手のヴァンガードかクリーチャーを破壊。自分の墓地のクリーチャーの枚数だけ相手にバーンダメージ。・・・効果だけ見ると真っ当なヴァンガードカードなのですが、正直無理して採用する価値はないです。今回のVGでは個人的に1番のハズレ枠。

1/1の昆虫トークン1体だけ出した所でって感じですね…-2効果でサクる前提だとしても正直評価しづらいです。

 

という訳で個人的な使用感としては実用度順に
《運命を変える者、アミナトゥ》

《仮面使い、エストリッド》
《屑鉄の学者、ダレッティ》
《頂点捕食者、ガラク
~実用性の壁~
《ジャレッド・カルサリオン》
《ジアドロン・ディハーダ》
《飢餓の潮流、グリスト》
と言った感じです。アミナトゥはETBのバグが修正されたら順位が2つ下がる感じ。
私はエストリッドが欲しかったのでコンプリートするまで引きましたが、正直に言えばアミナトゥ、エストリッド、ダレッティの3体が揃えば十分だと思います。ガラクを引くまで頑張るかどうかはお好みで。
しかしながら下位のVG3体はもう少し効果がどうにかならなかったものか…もし有効的な使い方があれば知りたいです。

リリースノート(6.5.2)

MTGPQのリリースノート6.5.2が公開されました。
内容をざっくり見ていきましょう。

forums.d3go.com

 

◆連合イベントの追加
MKMの連合イベント「殺したのは誰だ/Who's the Killer?」が追加されます。
特殊サポートは「トークンでないクリーチャーが強化を失うか死亡時にスピリットトークン生成+スピリットトークンに絆魂と警戒付与」「バフされたクリーチャーが攻撃するたびに3マナ獲得」と言う効果で公開されています。

 

◆ローテーションイベントの追加
循環プレインズウォークのようなスタンダードの定期イベント「力線の統制/Layline Dominion」が追加されます。
定期開催してくれればMKMのパックも入手しやすくなりますね。

 

◆プレインズウォーカーの追加

プレインズウォーカーとして以下の2体が追加されます。
・ガフ提督(白青赤)
・裏切りの針、ヴラスカ(黒)
ガフ提督はヴァンガード盛り盛りのデッキで使えそうですね。
ヴラスカは黒単でマナボーナスが尖っているものの能力が結構強そう。
ただ最近追加されたPW達、軒並み能力の必要忠誠値が高いので修正入れたほうがいいんじゃないかと思います。

 

◆MKMヴァンガードカードの追加


ヴァンガードカードが7枚追加されました。6.5.0アプデでVG情報がお漏らしされていたので貯めていたマナジュエルの使いどきですね。

結果として120ジュエル×18回=2160ジュエルでコンプリート。効果や使い勝手の詳細は後日記事にしようと思います。
一番欲しかったレア枠の《仮面使い、エストリッド》が最後まで出なかったのでクッソ沼りましたね。MKMのエリートパック購入を我慢してなかったらジュエルが足りてなかったです。やはりガチャは悪い文明。
余談ですがグリストが8回くらい出てブチギレそうになりました。

 

◆オプション/プレイ品質の向上

言語設定の変更追加
今までMTGPQの言語設定はAppleやGooglePlayの地域設定依存でしたが、ゲーム内で変更できるようになりました。日本語で表示がバグってるカードの効果を英語で確認できるようになるのは地味にデカいですね。

 

同じブースターパック内でカードが重複しないようになった
これ余り実感がないですね。5枚パック開けてダブった記憶がない・・・

 

【重要!】カードフィルターの強化
色単位の「除外設定」やコスト以外に「名称」「パワー」「タフネス」でのソート機能が追加。さらに待望の「スタンダード/レガシー」フィルターが追加されました!
下画像の「スタンダード」項目を☒にするとレガシーのみのフィルターになります。
今回のアプデで個人的に一番嬉しいです。ちなみに名称ソートは英語での並び順になるので日本人プレイヤーは余り使わないかも


地味にカードセットのマークが新しいものから順番になっていますね。
スタンダードイベントで最新パックから絞り込む時に便利そうです。

 

レガシーカードのアイコン変更
レガシーカードはマナコスト欄に青いマークが表示されるようになりました。
これでレガシーとスタンダードのカードを区別しやすくなりましたね。

 

◆修正など
項目が多すぎて書ききるのを諦めました。詳細は公式フォーラム参照。
強いて言えば《カルニの庭》のフリーズ問題が修正されたそうです。本当かなぁ

そして《開花の亀》はナーフ回避。しばらくこいつはスタンダード環境で暴れ続けるでしょう。

《沈んだ城塞》のバグについて

年度末のドタバタが終わったのでこそっと更新。今回はフリーズバグの共有。
LCIのレア土地カード《沈んだ城塞》ですが、極稀にゲームをフリーズさせるバグがあるようです。

再現性がイマイチ分からないのですが、恐らく「《沈んだ城塞》を場に出した際のジェム変換+そこからの連鎖で特定のサポートを巻き込んで破壊する」が条件になっているような気がします。種ジェムのフリーズバグの再来みたいな感じですね。

 

デイリーイベントでは発生していなかったので気に留めていませんでしたが、海外ニキからもちょくちょくこのフリーズのせいで不戦敗になってしまうケースが報告されているみたいです。

ちなみに私も過去記事の前に開催された初回の「4部族の生存者たち パート1」でフリーズして満点を逃しています。ただこの時はフリーズの原因が分からず、《海賊帽子》をジェム変換で巻き込んだのが原因だと考えていました。

ジェム変換からサポートを巻き込んで連鎖した画像右下の空洞の箇所が空いたままゲーム停止

 

という訳で連合イベント戦で満点を狙う場合、修正されるまではこのカードの使用を控えた方が良さそうです。
とは言え私みたいに《開花の亀》と混ぜて使ってくるデッキをちょくちょく見かけるのでフリーズに巻き込まれないよう警戒が必要ですね。(警戒したところでって感じですが)

21日目報酬と毎日報酬の修正

MTGPQ6.5.1のマイナーアップデートがあるようです。
公式フォーラムの告知は以下。

forums.d3go.com

内容としては2点。
・6時間毎の無料パックを開けるとフリーズする問題の修正
・マンスリーログイン報酬21日目のスーパーパックが通常パックになる問題を修正

後者は補填とかあるのかな?9時のログイン報酬更新時にどうなるか要確認です。

→対象者のリストを抽出後に順次補填を送るみたいです。気長に待ちましょう。

MTGPQ6.5.1のリリースとかVIP特典の補填とか

MTGPQ6.5.0がリリースされて1週間が経過しましたね。
そんな中6.5.1がリリースされたので大きい部分を3点触れていきたいと思います。
細かいバグ修正項目に関しては下記の公式告知をご確認下さい。

forums.d3go.com

 

まず1点目ですが、MTGPQのユーザーコミュニティーリーダーの「Julie71」が少し前に亡くなりました。
(直近ランク上位の連合名が「Julie71」を追悼する名前になっていたのはこの為です)
バグ報告やアプデ情報の拡散に尽力してくれていた彼女に敬意を評してレガシーの記念カードとして《ジュリー、フォーラム使節/Julie, Forum Emissary》と言うヴァンガードカードが4/15までの1ヶ月間無料配布だそうです。

カードの各能力はコレクションから確認可能です。記念カードなので実用性はそこまでなさそうですが、追悼の意を評しつつ確実に入手しておきましょう。

 

2点目は課金ユーザーに対する内容。直近VIP特典の「7日目」の報酬を受け取った際に誤った報酬が付与されていた問題です。(左画像がアプデ前、右画像がアプデ後)
本来なら右画像の通りVIPブースターとVIPレアブースターなのですが、6.5.1アプデ前まで左画像のVIPレアブースターが2つになっていたのが間違いになります。


もし私みたいに6.5.0になってすぐVIPメンバーになり、VIPレアブースターを2つ手に入れてしまった人はサポート窓口のsupport@d3go.comに対して
・誤ったVIP報酬を受け取ったから補填を受けたい旨の内容を翻訳などで適当に記載
・自分のMTGPQユーザー名とUID(UIDはログイン時や設定とかで確認できます)

・(もし持っていれば)上述のようなMKMのVIPレア2枚のスクショ
を含んだメールを送れば大体2~3営業日くらいで補填対応してくれると思います。
取り敢えず私は送信したので気長に結果待ち。結果が来たら記事を更新します。

(2024/03/16追記)補填が貰えました。対応が早い!

 

3点目はカードの効果修正。対象は以下の2枚。


《先見的発明者、カイロックス》
フブルスプイベントでも直近手に入ったMKM高コストクリーチャー。
ナーフ前は戦闘開始時に対象の自クリーチャーの強化値を消して「パワー値の枚数墓地を肥やす」と言う割とエグい効果でしたが「墓地を固定で10枚肥やす」に変更されました。
これはこれで逆に強いですね。対象にトークン制限が掛かってないので1/1で強化値の高いトークンクリーチャーを対象に選べば墓地がモリモリ増えます。
これ実質アッパー調整なのでは…?

 


《チョーク・アウトライン》
MKMの緑レアサポート。ETBで相手のカードをランダム破壊+戦闘開始時に「全墓地の枚数分の2/2クリーチャートークン生成」だったのが「全墓地のクリーチャーの数分の2/2クリーチャートークン生成」にナーフ。

いやナーフ後の性能でもクッソ強くて草

正直トークン生成が毎ターンじゃなく1回だけでも普通に強いのでは…?
せめて「全墓地のクリーチャーの種類」にすれば良かったんじゃないかと思います。

 

まだ持っていなかったレアだったので使用感を見れていませんでしたが、ナーフは残当。と言うかこの2枚を組み合わせても割とエグいですね。
逆に《開花の亀》が未だにナーフを逃れているのが謎です。

お勧めのPW(2024/03多色編)

単色編に続いてオススメのPW多色編(2024年3月版)です。
単色編に合わせて個人的Top15体をピックして紹介。対象はLCIまで。
結論だけ先に言うと、残念ながら昨年の記事から変動はありません。

 


《イゼット副長、ラル》
優秀なマナボーナスと使いやすいマナ付与付きサーチ、奥義でバーンダメージとドローを兼ねるサポート生成をもつ呪文のスペシャリスト。
「のけ者」効果のアッパー調整や強力な呪文の追加、呪文詠唱でドロー出来る効果持ちが増えたことで相変わらず安定した人気と使い勝手の良さを誇ります。
呪文詠唱回数の目標条件達成は勿論、第三能力のサポートによるバーンダメージで「〇〇点のダメージを与える/受ける」「HP〇〇以下で勝利」などの目標を安定して達成可能です。

 


イロアスの信奉者、カレムネ
軽い忠誠値で14マナコスト以上のクリーチャーを確定サーチ出来るユニークな能力を持つPW。該当コストのフィニッシャーをピン刺しすれば確定で持って来れます。
低HPのPvE相手を圧殺したり、高コストクリーチャー主体のコンボを使う際に有用。
第一能力のサポート(と経験値)で先頭クリーチャーのパワーが上がるので、目標達成前に相手を倒さないように注意。

 


ウルザの後継、カーン
全ての色のカードを採用できる無色PWの中で一番有用なPW。始動は遅いものの目標達成のために長期戦になるイベントでかなり活躍します。
素のマナボーナスが低いですが、第一能力で最終的に全色+7(1マッチ10マナ)まで化けるので多色カード多めのデッキと相性が良いです。特に現行スタン環境では五色カードが7枚もあるので、デッキ構成によっては半分を5色カードにできます。
無色PWも増えてきましたが結局このPWが一番扱いやすいと思います。

 


ドミナリアの英雄、テフェリー
第三能力で生成されるサポートの性能がえぐい。マナボーナスは控えめなのでマナ付与付きドローや土地によるジェム変換を上手く活用しましょう。
現行スタンダード環境で強力なカードが多い白青カラーを採用できるのも追い風です。
更に忠誠値をほぼ最大まで稼ぐ白呪文《黄金の願い》を獲得して第三能力使用がかなり現実的になりました。

 


《影の処刑者、ダッコン》
現行スタンダード環境でプレイヤー使用率が最も高いPW。
三色PWの中では恵まれたマナボーナス、自前での墓地肥やし兼忠誠値ブーストの第一能力と強力なサポート踏み倒し+バフ&デバフ効果を持つ第三能力を持ちます。
墓地肥やし系やリアニメイトデッキと相性が良く、墓地を肥やすための第一能力でライブラリートップを操作できることを覚えれば地味に便利。
相手の墓地肥やしも《損切り》でサクサク行えるので恐怖アショクのほぼ上位互換と言える存在です。

 


《炎鎖のアングラス》
全PW中最高のHPを誇る赤黒PW。相手の15マナ以下クリーチャーを奪取した上で破壊できる第二能力が便利。第三能力とハンデス効果のシナジーも強力です。
ボーラス様の下位互換的なイメージが強いですが、奥義+墓地肥やしでリアニメイトデッキ対策が可能です。先行で奥義が撃てれば環境に増えている《開花の亀》や《多元宇宙の突破》と言ったカードに対するメタとして機能するでしょう。

 


《王神、ニコル・ボーラス》
皆大好きボーラス様。全PW中体力が3位、第一能力で確定除去が使える点が便利です。

また青黒赤はレガシーのクソ強Masterpieceが揃っている色なので海外兄貴からかなり評価が高いPWです。個人的には龍神の方が好き

 


《混沌をもたらす者、ドムリ》
あまりイベントでは見かけないPWですが、赤緑の中では使いやすく便利な能力が揃っています。特に第二能力で2体のクリーチャー確定サーチ+9マナ付与が使えるため、軽量クリーチャー主体のコンボを狙いやすいです。
《開花の亀》により緑タッチが強い環境なのも地味に追い風です。

 


《実地研究者、タミヨウ》
上級者…と言うよりカード資産が潤沢な人向けのPW。特にプラチナ帯の「次元の試練(白/青/緑)」イベントで嫌と言うほどよく彼女のループデッキを見かけると思います。
素のマナボーナスが低いので《損切り》や土地によるジェム変換+忠誠値稼ぎからの第三能力、《未発見の脅威》やモックス等のマナ付与効果でデッキを回すのが前提です。

 


《呪われた狩人、ガラク
高い体力と安定したマナボーナスに加えて確定除去+ライフ回復+2枚ドローの優秀な第二能力を持つPW。第三能力のトークン生成と全体バフサポートも強力。
優秀なクリーチャーの多い緑と除去が多い黒にタッチできるため、色のイメージに反して意外と使い勝手が良いPWと言えます。
第二能力は自身のクリーチャーも選択可能で、手加減しながらリソース回復が出来るため各種目標達成や長期戦にも強いです。

 


《潜伏工作員、アジャニ》
白緑ファートリにマナボーナスでは劣るものの、ファイレクシアジェムと第一能力によるサーチで展開速度は意外と早め。何より第三能力の《ファイレクシアの毒》サポートが意味不明なくらい強力で、条件を達成すればクリーチャー詠唱のたびに31/31の呪禁/トランプル/ダメージ軽減付きトークン生成というぶっ壊れ具合です。基本的にコンボでジェム変換や忠誠値を稼ぎつつ、各種クリーチャー詠唱をループさせて展開します。

 


《蘇りしダクソス》
軽いコストでオーラかエンチャントを確定サーチしながらトークンクリーチャーを生成できる便利な能力持ち。経験値を稼ぐたびにトークンの基本サイズが上がっていくため、トークン重ね出しで普通に50/50を超えるサイズになったりします。
色も除去や妨害手段が多い白黒なので、能力の経験値を貯める意味でも中~長期戦に持ち込む構築がベター。

デッキに採用するオーラ/エンチャントカードをピン刺し、第一能力で確実に持って来ることで特定コンボを発動させやすい点が魅力。

 


謎の賢者、カズミナ
使い勝手のいいマナ付与付きサーチが使えるコントロールデッキ向けのPW。他に除去系のカードを複数採用すれば割と隙がありません。
第二能力で生成するサポート効果により、忠誠能力使用時にヴァンガードを再起動できるので各種ヴァンガードカードとの相性がかなり良いです。

各種能力で色んな状況に対応可能で、大抵のイベント戦で頼りになるためカードがある程度揃っているなら個人的にイチ推しのPW。

 


揺るぎないサルカン
ドロー兼マナボーナス増加の第一能力に加えて、速攻付与でファッティを3体展開できる第三能力が強力。第一能力は翻訳ガバで「6ターンの間マナボーナス+2」(※)です。
※…相手と自分のターンで2ターン消費計算されるので、実質効果が続くのは3ターン分

神話レアドラゴンがスタン落ちした一方で《ガイアの復讐者》や《蒐集家、ザンダー卿》を筆頭に強力なパワー6以上が居るためまだまだ現役です。
損切り》による青マナ+忠誠値ブーストが使える点も強力。

 


龍神、ニコル・ボーラス》
全PW中で体力が2位。王神よりも黒赤のマナボーナスが+1されているため個人的にはボーラスの中で一番使い勝手が良いです。(代わりに不利色の白緑が-2)

第一能力でドロー+ハンデス+忠誠値ブースト。第二能力でヴァンガードを対象に取れる除去ということで能力も優秀。第三能力は自分の伝説クリーチャーやヴァンガードをサクってしまうため追い撃ちでトドメを刺す際に使う程度。

 

もし5体まで購入するなら優先度順に
《謎の賢者、カズミナ》
《影の処刑者、ダッコン》

《呪われた狩人、ガラク

《揺るぎないサルカン》
《ウルザの後継、カーン》
ですね。汎用枠として申し分ない性能です。もし赤タッチが欲しければサルカンの優先度を上げましょう。

単色と異なり多色PWに大きなテコ入れが入らなかったため、残念ながら内容としては変更なし。強いて言うなら次点候補に《踊る影、魁渡》が上がるくらいですね。
単色は結構強いのがちらほら出てきていたので今後の多色ラインナップに期待です。

ただPWの変動がないにしても環境的にダッコン一強だった昨年と比較して「緑タッチ」のPWの採用率が上がっています。原因は言うまでもなく《開花の亀》ですね。
そのためしばらくは緑タッチPWのランプデッキには警戒が必要です。