ソロゲーPWのMagic: Puzzle Quest雑記

マジックザギャザリング パズルクエスト(MTGPQ)の所感マシマシチラ裏雑記メモ。要望/感想/誤字脱字指摘歓迎です。

お勧めのPW(2024/03多色編)

単色編に続いてオススメのPW多色編(2024年3月版)です。
単色編に合わせて個人的Top15体をピックして紹介。対象はLCIまで。
結論だけ先に言うと、残念ながら昨年の記事から変動はありません。

 


《イゼット副長、ラル》
優秀なマナボーナスと使いやすいマナ付与付きサーチ、奥義でバーンダメージとドローを兼ねるサポート生成をもつ呪文のスペシャリスト。
「のけ者」効果のアッパー調整や強力な呪文の追加、呪文詠唱でドロー出来る効果持ちが増えたことで相変わらず安定した人気と使い勝手の良さを誇ります。
呪文詠唱回数の目標条件達成は勿論、第三能力のサポートによるバーンダメージで「〇〇点のダメージを与える/受ける」「HP〇〇以下で勝利」などの目標を安定して達成可能です。

 


イロアスの信奉者、カレムネ
軽い忠誠値で14マナコスト以上のクリーチャーを確定サーチ出来るユニークな能力を持つPW。該当コストのフィニッシャーをピン刺しすれば確定で持って来れます。
低HPのPvE相手を圧殺したり、高コストクリーチャー主体のコンボを使う際に有用。
第一能力のサポート(と経験値)で先頭クリーチャーのパワーが上がるので、目標達成前に相手を倒さないように注意。

 


ウルザの後継、カーン
全ての色のカードを採用できる無色PWの中で一番有用なPW。始動は遅いものの目標達成のために長期戦になるイベントでかなり活躍します。
素のマナボーナスが低いですが、第一能力で最終的に全色+7(1マッチ10マナ)まで化けるので多色カード多めのデッキと相性が良いです。特に現行スタン環境では五色カードが7枚もあるので、デッキ構成によっては半分を5色カードにできます。
無色PWも増えてきましたが結局このPWが一番扱いやすいと思います。

 


ドミナリアの英雄、テフェリー
第三能力で生成されるサポートの性能がえぐい。マナボーナスは控えめなのでマナ付与付きドローや土地によるジェム変換を上手く活用しましょう。
現行スタンダード環境で強力なカードが多い白青カラーを採用できるのも追い風です。
更に忠誠値をほぼ最大まで稼ぐ白呪文《黄金の願い》を獲得して第三能力使用がかなり現実的になりました。

 


《影の処刑者、ダッコン》
現行スタンダード環境でプレイヤー使用率が最も高いPW。
三色PWの中では恵まれたマナボーナス、自前での墓地肥やし兼忠誠値ブーストの第一能力と強力なサポート踏み倒し+バフ&デバフ効果を持つ第三能力を持ちます。
墓地肥やし系やリアニメイトデッキと相性が良く、墓地を肥やすための第一能力でライブラリートップを操作できることを覚えれば地味に便利。
相手の墓地肥やしも《損切り》でサクサク行えるので恐怖アショクのほぼ上位互換と言える存在です。

 


《炎鎖のアングラス》
全PW中最高のHPを誇る赤黒PW。相手の15マナ以下クリーチャーを奪取した上で破壊できる第二能力が便利。第三能力とハンデス効果のシナジーも強力です。
ボーラス様の下位互換的なイメージが強いですが、奥義+墓地肥やしでリアニメイトデッキ対策が可能です。先行で奥義が撃てれば環境に増えている《開花の亀》や《多元宇宙の突破》と言ったカードに対するメタとして機能するでしょう。

 


《王神、ニコル・ボーラス》
皆大好きボーラス様。全PW中体力が3位、第一能力で確定除去が使える点が便利です。

また青黒赤はレガシーのクソ強Masterpieceが揃っている色なので海外兄貴からかなり評価が高いPWです。個人的には龍神の方が好き

 


《混沌をもたらす者、ドムリ》
あまりイベントでは見かけないPWですが、赤緑の中では使いやすく便利な能力が揃っています。特に第二能力で2体のクリーチャー確定サーチ+9マナ付与が使えるため、軽量クリーチャー主体のコンボを狙いやすいです。
《開花の亀》により緑タッチが強い環境なのも地味に追い風です。

 


《実地研究者、タミヨウ》
上級者…と言うよりカード資産が潤沢な人向けのPW。特にプラチナ帯の「次元の試練(白/青/緑)」イベントで嫌と言うほどよく彼女のループデッキを見かけると思います。
素のマナボーナスが低いので《損切り》や土地によるジェム変換+忠誠値稼ぎからの第三能力、《未発見の脅威》やモックス等のマナ付与効果でデッキを回すのが前提です。

 


《呪われた狩人、ガラク
高い体力と安定したマナボーナスに加えて確定除去+ライフ回復+2枚ドローの優秀な第二能力を持つPW。第三能力のトークン生成と全体バフサポートも強力。
優秀なクリーチャーの多い緑と除去が多い黒にタッチできるため、色のイメージに反して意外と使い勝手が良いPWと言えます。
第二能力は自身のクリーチャーも選択可能で、手加減しながらリソース回復が出来るため各種目標達成や長期戦にも強いです。

 


《潜伏工作員、アジャニ》
白緑ファートリにマナボーナスでは劣るものの、ファイレクシアジェムと第一能力によるサーチで展開速度は意外と早め。何より第三能力の《ファイレクシアの毒》サポートが意味不明なくらい強力で、条件を達成すればクリーチャー詠唱のたびに31/31の呪禁/トランプル/ダメージ軽減付きトークン生成というぶっ壊れ具合です。基本的にコンボでジェム変換や忠誠値を稼ぎつつ、各種クリーチャー詠唱をループさせて展開します。

 


《蘇りしダクソス》
軽いコストでオーラかエンチャントを確定サーチしながらトークンクリーチャーを生成できる便利な能力持ち。経験値を稼ぐたびにトークンの基本サイズが上がっていくため、トークン重ね出しで普通に50/50を超えるサイズになったりします。
色も除去や妨害手段が多い白黒なので、能力の経験値を貯める意味でも中~長期戦に持ち込む構築がベター。

デッキに採用するオーラ/エンチャントカードをピン刺し、第一能力で確実に持って来ることで特定コンボを発動させやすい点が魅力。

 


謎の賢者、カズミナ
使い勝手のいいマナ付与付きサーチが使えるコントロールデッキ向けのPW。他に除去系のカードを複数採用すれば割と隙がありません。
第二能力で生成するサポート効果により、忠誠能力使用時にヴァンガードを再起動できるので各種ヴァンガードカードとの相性がかなり良いです。

各種能力で色んな状況に対応可能で、大抵のイベント戦で頼りになるためカードがある程度揃っているなら個人的にイチ推しのPW。

 


揺るぎないサルカン
ドロー兼マナボーナス増加の第一能力に加えて、速攻付与でファッティを3体展開できる第三能力が強力。第一能力は翻訳ガバで「6ターンの間マナボーナス+2」(※)です。
※…相手と自分のターンで2ターン消費計算されるので、実質効果が続くのは3ターン分

神話レアドラゴンがスタン落ちした一方で《ガイアの復讐者》や《蒐集家、ザンダー卿》を筆頭に強力なパワー6以上が居るためまだまだ現役です。
損切り》による青マナ+忠誠値ブーストが使える点も強力。

 


龍神、ニコル・ボーラス》
全PW中で体力が2位。王神よりも黒赤のマナボーナスが+1されているため個人的にはボーラスの中で一番使い勝手が良いです。(代わりに不利色の白緑が-2)

第一能力でドロー+ハンデス+忠誠値ブースト。第二能力でヴァンガードを対象に取れる除去ということで能力も優秀。第三能力は自分の伝説クリーチャーやヴァンガードをサクってしまうため追い撃ちでトドメを刺す際に使う程度。

 

もし5体まで購入するなら優先度順に
《謎の賢者、カズミナ》
《影の処刑者、ダッコン》

《呪われた狩人、ガラク

《揺るぎないサルカン》
《ウルザの後継、カーン》
ですね。汎用枠として申し分ない性能です。もし赤タッチが欲しければサルカンの優先度を上げましょう。

単色と異なり多色PWに大きなテコ入れが入らなかったため、残念ながら内容としては変更なし。強いて言うなら次点候補に《踊る影、魁渡》が上がるくらいですね。
単色は結構強いのがちらほら出てきていたので今後の多色ラインナップに期待です。

ただPWの変動がないにしても環境的にダッコン一強だった昨年と比較して「緑タッチ」のPWの採用率が上がっています。原因は言うまでもなく《開花の亀》ですね。
そのためしばらくは緑タッチPWのランプデッキには警戒が必要です。