今回紹介するはこちら
ドミナリアの英雄、テフェリー
恐らくMTG中最もヘイトが高く(偏見)、同時に人気があるPWです。通称ハゲ。
本家MTGでは実装される度にアンタップ/ターン追加/紋章効果で追放/バウンス付きドローとやりたい放題な効果が付くカードとして有名ですね。
MTGPQでは青単ハゲも存在しますが、今回紹介するのは白青の方です。
マナボーナスは白+3青+4で他が誤差範囲。ここに関して特筆事項はありません。
第一能力は12マナ以下のバウンス+コストアップ
第二能力は4ドロー1入れ替え追加
第三能力がザルファーの命運トークンの生成
このザルファーの命運トークンが曲者です。効果を見て見ましょう。
正気かよこの効果…
1ドロー毎に相手のクリーチャーの強化減少/追放、無ければサポート追放。サポートも無ければ相手の手札のマナコストを恒久的に+1です。本家同様この効果が発動すればほぼ勝ち確になります。呪禁や護法の影響を受けないのも偉い。
この効果で土地を含めたサポートを軒並み除去できるため、相手の運が良くないと碌に対抗策を撃てずワンサイドゲームにできます。
では相性のいいカードを見ていきましょう。
第二能力のドロー+追加入れ替えも強力ですが、第三能力をいち早く使う事がテフェリーの勝ち筋です。つまり忠誠値を上げるカードが重要ですね。
思考の旋風
8マナで忠誠値を爆稼ぎしつつザルファーの命運の効果を誘発するドローもできる超優良サポートです。このテフェリーを使うなら入れない理由はないと思います。
レア枠だとこの2枚がお勧めです。
ターシャズ・ヒディアス・ラフター 大界の探検
前者は記述がおかしいですが、おそらく自身の忠誠値が追放したカードのマナコスト以下なら忠誠値+3を繰り返すという効果です。序盤に10マナ以上のカードを追放できれば一気に忠誠値が伸びます。逆に忠誠値が高い時に使うと効果が薄いです。
後者は安定して忠誠値を伸ばすことができます。相手も忠誠値が増えますが、ザルファーさえ出してしまえば基本的に怖いものはないのであまり問題はありません。忠誠能力で複数トークンを展開するPWにだけは注意。世界ニッサお前のことやぞ
神話レアだとこの辺りも検討枠。
半真実の信託者、アトリス 海門修復
アトリスは優秀なスタッツの威迫持ちにサーチ+マナ付与+忠誠度6付きです。
相手より忠誠度が勝っていればサーチとマナ付与が追加発動というクッソ優良カード。
海門修復はドローを兼ねつつ手札が一杯の時に使えば忠誠値アップ。ドローなのでザルファーの効果誘発も狙えます。
海門が性能の割に重たいので個人的にはクリーチャーとして展開しつつ手札を肥やせるアトリスの方が便利です。
ザルファー着地後に一日のやり直しで5枚ドローすれば、10マナで相手の盤面をほぼ更地にできます。
なお相手が緑タッチなら緑ジェム変換を警戒して才能の試験を忠誠値稼ぎより優先して設置しましょう。置いてしまえばほぼカモです。
NPCは対象が居ない場合を除いて除去カードを構えないため、サポート除去を全て吐き出させた上でザルファーの命運を設置すると安全ですね。
逆にテフェリーの対抗策としてはとにかくサポート除去を構えることです。
シールドが3なので頑張ればジェムマッチでも壊せますが現実的ではありません。相手にテフェリーが見えたらサポート除去が豊富なデッキを選択して構えた方が無難。
ただし才能の試験だけは要注意。古き神々の拘束といった呪文以外のサポート除去の採用も検討です。紋章破壊はできませんがエンチャント破壊だけなら猫の君主も〇。
対策PWとしては必要な対抗手段をサーチできるカズミナ、ラル、カーン辺りがお勧めです。
なんにせよザルファー着地前に条件を達成して勝つのが一番ですね。
マナボーナスが平凡で基本的に勝ち筋が第三能力に依存するため単調になりがちですが、裏を返せばそれだけ強力な能力です。
ザルファーさえ出せば基本的に好き勝手出来るので各種条件達成にも貢献できる優良な白青PWと言えます。サンキューテッフェ