ソロゲーPWのMagic: Puzzle Quest雑記

マジックザギャザリング パズルクエスト(MTGPQ)の所感マシマシチラ裏雑記メモ。要望/感想/誤字脱字指摘歓迎です。

PW対策:影の処刑者、ダッコン

最近各種PvPイベントでよく見かけるPW「影の処刑者、ダッコン」の対策メモです。

能力や特徴については過去記事で個別紹介してるのでそちらを参照。
今回はこのPWと戦う際の個人的な留意点や、使ってくるカードの傾向を紹介。

まずこのPWと戦う際の個人的なポイントとしては
・第三能力を起動させない
・青ジェムをなるべくボード上に残さない
・サポート破壊できるカードを必ず搭載する
となります。

1点目の第三能力ですが、固有サポートの《黒き剣の鍛錬》が着地すると毎ターンタフネスが低いクリーチャーを除去されつつ、相手の先頭クリーチャーのパワーが20前後増加します。強い

おまけに相手の墓地からサポートカードが2枚着地するので、VGテフェリーや《神の乱》が着地して一気に盤面をひっくり返されることも。
デバフに関しては一時的なので15/15程度のスタッツを持つクリーチャーが展開できていればひとまず安全ですが、とにかくこの第三能力をなるべく使わせずに決着をつけることが大事

2点目の「青ジェムをボードに残さない」というのは第一能力の連発を防ぐためです。
青ジェムが9個以上ボードに残っている場合、AIの機嫌次第では毎ターン第一能力を連打されて忠誠値が増加+バーンダメージとライフゲイン+墓地肥やしをされるので長期的に不利になります。
土地を展開して青ジェムを変換したり、青マナボーナスの高いPWで青ジェムをマッチして減らすのがベター。連続使用さえさせなければそこまで忠誠能力を使ってくることはありません。

3点目のサポート破壊は後述するカードなどで万が一第三能力を起動されても対応できるようにするためですね。
お勧めはクリーチャー以外にVGや土地も破壊できる《虚空裂き》。試合中に腐る事は少ないですし、マナ吸収無効が地味に偉い。ハンデスには弱い

それ以外ならVGテフェリー(※)や《破砕》《議事会の自然主義者》、サポートやクリーチャー全てを飛ばせる《大オーロラ》も選択肢としては有効です。
※《神の乱》が出てきてVGを除去される可能性がある点には注意

総括すると対策方針としては
・相手に連鎖をさせないジェムマッチをする
・青ジェムをボード上から減らして第一能力で忠誠値を稼げなくする
・スタッツの高いクリーチャーを囮にして第二能力の追放除去をわざと撃たせる
・厄介サポートを出されたら返しで除去できるようにしておく

と言った感じですね。

 

では次によく採用されている厄介カードを見て行きましょう。

損切り

SNCのアンコモンでありながら9マナで青単10ジェム変換が出来るぶっ壊れ呪文
しかも犠牲2により最大20ジェム変換という壊れっぷり。
ジェムマッチにより忠誠値を稼がれる点も厄介ですね。
AIが使うと主力クリーチャーをサクってくれて助かる場面もあるのですが、圧倒的マナブーストで唐突にフィニッシャーが降臨したり《五者会談》で盤面をひっくり返されるなどダッコンでなくても要注意のカードになります。

《信仰縛りの審判官》
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飛行/ディフェンダー/ダメージ軽減持ちの神話レアクリーチャー。
素で着地されても厄介ですし、4ターン経過で二段攻撃と絆魂を得た後にダッコンの第三能力サポートで強化されると一気に50点ダメージ&回復されます。
AIはそこまで狙って来ませんが損切り》でダメージ軽減持ちをターゲットに取るとノーリスクでコピーできるので合わせて採用されることが多いですね。

更に第一能力によってこのカードが墓地に落ちている際に白ジェムマッチされると《兇徒の審判》トークンが盤面に展開。以降毎ターン忠誠値を稼がれるので危険。

本体に対しては追放除去が有効です。通常の破壊効果を使う際はサポート除去手段を複数構えつつ、白ジェムマッチを消させないように動きましょう。

《牢獄の管理人、ヒクサス》
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オリジンで手に入る厄介サポート。オリジンの神話レアはクラフトのコストが低めなのでレアリティの割にプレイヤーの所持率が高いです。
シールド1なので結構ジェムマッチでも破壊できますが、ボードの端っこに生成されると破壊しづらく延々とクリーチャーが拘束されるためサポート除去カード必須。
殆どの白タッチPWが1ジェムマッチで設置可能な点でも厄介ですし、ダッコンの第三能力でさらっと出て来ることがあります。

 

《穢れた敵対者》

スタンダード最強クラスのトークン生成装置。
正直ダッコンで採用されている確率は言うほど高くないのですが、このカードのマナ吸収は「墓地のカードのマナも参照」するためマナ付与された埋没持ちカードが数枚墓地にあるだけで想定外のトークンを生成される可能性があります。
手札のマナ量を見て楽観視しないように注意。

 

ダッコン自体の欠点は
・忠誠能力による始動が遅い
・第一能力単体使用が除去やドローではないので盤面に直接影響しない
・《兇徒の審判》が出てない状態で第二能力を使うと勢いがガタ落ち
という点ですね。一言で言えば「強いけど足が遅いPW」と言った感じ。
そのため繰り返しになりますが対ダッコンのまとめとしては
・青ジェムを消しながら第三能力を撃たれる前に倒す
・長期戦の場合は第三能力を使われても返せる盤面/手札を構築する
・サポート破壊手段は必ず組み込む

という3点に尽きます。これらのポイントを踏まえて完封していきましょう。