ソロゲーPWのMagic: Puzzle Quest雑記

マジックザギャザリング パズルクエスト(MTGPQ)の所感マシマシチラ裏雑記メモ。要望/感想/誤字脱字指摘歓迎です。

PW紹介:影の処刑者、ダッコン

今回はPW紹介です。対象者はこちら

 

《影の処刑者、ダッコン》


SNCで追加された白青黒の三色PW。マナボーナスは白が+3、青黒が+4と優秀です。
体力も129なので全PW中上から数えて同率6位

 

気になる能力も見て行きましょう。

第一能力は諜報4(4枚サーチして選択したカードを墓地に送る)+白ジェムの数だけライフ回復、黒ジェム分のバーンダメージ、青ジェム分の忠誠値回復

第二能力は対象クリーチャーを追放して3~9個のジェム変換。

第三能力は自分のライブラリートップ10枚を墓地に送り、シールド4の《黒き剣の鍛錬》トークンを「暗黒」紋章付与で生成。その後墓地からサポート2枚を戦場に移動します。

必要忠誠値が高いものの、サーチ/除去/火力補助というバランスが取れた構成ですね。特に第一能力は青ジェムが9個以上あれば毎ターン使用可能なサーチ/墓地肥やしです。


上記画像の様に《才能の試験》が欲しい場合は他3枚を墓地に送ればライブラリートップが《才能の試験》確定ですね。カードの並び順を上手く使っていきましょう。

第三能力のサポート《黒き剣の鍛錬》の性能も優秀です。MTGPQのボードは7×7=49個のジェムが存在しますが、忠誠ジェム込みで6種類中3種類のジェム数分だけバフが掛かるので+24/+24前後の修正が期待できます。+20以上ならフィニッシャーとして十分でしょう。ただどちらかと言えばサポート2枚踏み倒しもう一方のデバフ能力が重要

このサポートに「暗黒」の紋章が付与されている場合、戦闘開始時に「相手のクリーチャー全員」に青白黒の中で一番数が多いジェム分だけデバフを掛けます

おおよそ5~10位のデバフが掛かるので、未強化のクリーチャーしか展開されていない場合は一度に横展開されても毎ターン処理可能。このサポートを破壊されるかコンボで10/10以上のファッティを召喚されない限り圧倒的有利を取れます。

ただし「その後」という記述から、このデバフ効果は「バフ対象になる味方クリーチャー」が居ないと不発する点に注意が必要です。
自陣にクリーチャーが居てもデバフが不発になる条件がある模様…条件調査中です

 

このPWの特性上、青白黒ジェムを増やしたり墓地肥やしを活用するカードがメインですね。次のローテーションを見越して以降で相性の良いカードを見て行きましょう。

 


信仰縛りの審判官
第一能力で墓地に落として《兇徒の審判》トークンにより忠誠値を稼いだり、召喚から4T目の二段攻撃+絆魂取得後に第三能力のバフで畳みかける戦法が可能です。

マナが重いため後述の呪文や土地、モックス採用を検討しましょう。

 


損切り
SNCのぶっ壊れマナブーストカード。上述の《信仰縛りの審判官》のような「ダメージ軽減」を持つクリーチャーに犠牲を使った場合、現状何故か破壊されないため悪用できます。アンコモンで手に入れやすく、忠誠値とマナを一気に稼げるため最重要採用カードと言えるでしょう。

呪文が使えなくなる青サポートの《才能の試験》にだけは注意が必要です。

 


《報復招来》+各種ヴァンガード
第一能力の諜報で墓地に落としたクリーチャーやヴァンガードをリアニメイトする戦法も有効です。強力なVG英雄テフェリーも良いですが、墓地を肥やしつつリソースを補充できるVG日没テフェリーも○。


《受難の天使》+《悪魔の教示者》
どちらかと言えば墓地肥やしを念頭に置いたコンボを強化する組み合わせです。
《受難の天使》を設置した後に《悪魔の教示者》で自傷すれば一気に墓地が肥えます。デッキ枠があれば《アイ・オヴ・ヴェクナ》も選択肢に含めて良いかもしれません。

欠点としては忠誠能力関連による立ち上がりが遅い事ですね。
必要忠誠値9の第一能力は除去系の能力ではないのでアグロ展開してくる相手には少し苦戦します。肝心の第二能力の単体追放除去に関しては忠誠値に対して効果が小さいのでさっさと自陣を展開して第三能力でデバフを掛けた方が良さげ。

安定したマナボーナスを活かして序盤を流しつつ墓地などのリソースを確保するのが重要と言えるでしょう。

 

そして弱点と言えるPWは簒奪ケイヤです。彼女の第一能力でサポートを設置されると墓地が肥やせなくなるので大半のデッキコンセプトが崩されます。
対面したら素直に別のPWで挑んだ方が良いでしょう。

 

使ってみた感想としては「PW単体の性能としては正直そこまで強いとは言えない」感じです。第三能力が刺されば一方的な展開に出来ますが、コントロール寄りの動きになるためさっさと目標を終わらせて勝ちたい場面には不向きですね。
マストピックではなく一軍~二軍の間辺りの強さかなぁといった所

どちらかと言えば「三色の強みを活かせるかどうか」で評価が変わります。そういった意味ではこれまで無色PWでしか実現できなかった構築が使えるのは◎

ローテーション後のカード選択肢が狭まった状態や、白青黒カードを組み合わせたコンボの出現によっては活用の機会が見いだせるかも。あとは英雄テフェリー以外の青白PWを探している人にもお勧めできます。

 

サンプルデッキはこちら。ローテーション後を意識して回してORI+PMA+MID以降で組んでいます。


内容は墓地を肥やしつつ強クリーチャーでガンガンリソース合戦に持ち込む形ですね。
もっと神話レアやMasterpieceを使っても良いですが参考になりそうにないので割愛。
ちゃっかりバグコンボ忍者のハンデスバグを搭載していますがママエアロ…

ローテ後は気にしなくてよいかも知れませんが、VGテフェリーと《神の乱》を第三能力から展開する事で《才能の試験》対策をしています。正直その辺りを警戒しないなら土地などの他サポート採用でOK。

後々見返すと《魚の餌になる》や《シガルダの拘禁》対策が出来ていないデッキですね。→《神の乱》で4枠目確保してました。

スタンダードの訓練場で回しましたが5戦5勝。ただ他のデッキに慣れてしまったせいか戦闘時間が長く感じましたね。時間が無くてデイリーをさっさと終わらせたい場合は素直に火力型デッキを使う方が良さげです。