ソロゲーPWのMagic: Puzzle Quest雑記

マジックザギャザリング パズルクエスト(MTGPQ)の所感マシマシチラ裏雑記メモ。要望/感想/誤字脱字指摘歓迎です。

お勧めのPW(2023/01単色編)

個人的おすすめPW紹介2023年1月版です。
単色編という事で各色から個人的上位を3体ずつピックしていきます。
BROのPWは未入手のため対象外。DMUまでを評価対象とします。

 

◆白

激励の指導力、アジャニ
ナーフを受けて各能力の必要忠誠値が上がったりトークン生成量が減ったものの、比較的軽い忠誠値での後援ジェム変換や二段攻撃/ダメージ軽減付与が魅力。
何よりライフが最大値ならパッシブ能力で毎ターン1/1トークン生成できる点がぶっ壊れています。ちなみにナーフ前は2体ずつ生成
白マナボーナスも高く、白単どころか全単色PWでも使用率トップ。
ドローソースに難ありなので手持ちのカードで補強してあげましょう。

 


《花の大導師》
安定したマナボーナスと白単には珍しいドローを兼ねた第一能力持ち。第三能力で大量展開した1/1トークンクリーチャーを巨大化させてワンパンを狙える性能は随一です。
クリーチャーに警戒を付与できる能力が2つあるため、プロテクション/先制攻撃/二段攻撃/ダメージ軽減持ちのクリーチャーとも相性が良好。

総じて初期ギデオンの上位互換のようなPWです。始めたてでドローソースや強力なフィニッシャーが少なく、トークンや小粒が多いデッキを活用する際にもお勧め。

 


《華やいだエルズペス》
マナボーナスは平均より少し上の安定型。
最大の魅力は第二能力のコスト踏み倒しで、安定して高コストクリーチャーやVG展開が可能です。除去が多い環境なのでおまけの盾カウンター付与サポートも便利。
第三能力の天使トークンは専用デッキを作らない限り必要忠誠値に対してコスパが微妙です。基本的に第二能力がメインと考えましょう。

パッシブ能力のサポートへのシールド付与も便利で、特にシールド値の低い《牢獄の管理人、ヒクサス》を多用するなら相性◎

 

◆青

時間破砕者、テフェリー
相変わらずパッシブの拒否ジェム生成が強力なPW。マナボーナスも青が6でマイナスが赤のみと中々強い上に、能力もマナ加速に繋がる効果ばかりなので高コストの拒否ジェム生成カードも回せます。強力な青ジェム変換呪文《損切り》が使えるのも強み。

PMA青カードがほぼ必須な点とHPが低い点を除けば拒否ジェムの効果で延々相手を妨害しながら戦えるでしょう。

 


《秘密の解明者、ジェイス》
青黒のマナボーナス値に対してマイナスの色が無い点が優秀なPW。
サポートを大量展開するデッキと相性がよく、直近のBROカードは青でも使える強力なアーティファクトサポートが多い点が追い風です。

必要忠誠値が多いものの第一能力で大量のマナブーストが可能。第三能力が発動した後にドロー呪文を回せば全てのクリーチャーが20/20を超えるフィニッシャークラスに成長するため、低スタッツの青クリーチャーしか持っていなくても活躍できます。
というか他の2人は特定カード採用が前提なので青単入門ならこのジェイスが安定。

 


《肉体の裏切り者、テゼレット》
極端すぎるマナボーナスとアーティファクト運用に特化した能力だったため、実装当時は槌のコスやDMUヤヤ婆よりも使い勝手が悪いPWとされていました。
しかし《損切り》による青ジェム大量生成や、BROで土地を含む強力なアーティファクトが複数追加されたことでアーティファクト8枚以上のデッキが実用レベルになったため評価が上がりました。特に《ファイレクシアへの門》を第一能力で踏み倒した際のアドはかなりのものです。

しかもバグなのか第三能力でトークンだけでなくPW自身も恒久的に呪禁を得るので、PWを対象にする効果を受けなくなるという特徴があります。

 

◆黒

《オニキス教授》一体誰アナなんだ…
黒単でバランスの取れたマナボーナスを持つPW。サーチと墓地肥やし+呪文コピーの第一能力が便利で、第二能力のトークン+マナ付与や第三能力のバーンも強力。

黒の代表効果であるハンデス/除去/リアニメイト呪文を上手く使えばかなり有利な立ち回りが出来るため、黒単の中では初心者にとって使い勝手の良いPWと言えます。

 


《死の権威、リリアナ》
個人的に黒単で最も警戒しているPW。現行スタンダード環境でも《穢れた敵対者》によるバーンコンボが引き続き使えるため要警戒です。

運が悪いと第三能力使用→敵対者召喚で即死クラスの打点を貰うので対策必須。《竜亀》がスタン落ちした事でETBを封じれるカードが少なくなったのが個人的な悩み。

 


《ヴェールのリリアナ》
毎ターン1回相手の墓地にカードが落ちた際にライフを犠牲に忠誠値を得るパッシブ持ち。これを活かして第二/第三能力を活用していくタイプのPW。
特筆すべきは特殊サポートの《ヴェールの呪い》で、相手の墓地にカードが落ちる度にバーンダメージを与えつつ大量のジェム変換を誘発するためかなり強力。特に自分の墓地を肥やすダッコンや《受難の天使》が現環境で多く採用されているため、それらに対してぶっ刺さります。逆に言えばこれを設置しないと真価を発揮できません

素のマナボーナスが安定型なので初動は遅め。ハンデスや除去効果を駆使して《ヴェールの呪い》によるジェム変換で有利を取っていく上級者向けのPWと言えます。

 

◆赤


《勝負服纏い、チャンドラ》
VOWで追加された赤単PW。使い勝手がいいマナ付与付きドローの第一能力とトリッキーな第二、第三能力を持ちます。必要マナの多い赤フィニッシャーにマナを付与して展開したり、のけ者を駆使して呪文を連打するデッキと相性〇
ただ現行プラチナ帯ではダメージ軽減持ちが多いので、トランプルや無色を絡めた確定除去の採用を検討しましょう。

 


《ヤヤ・バラード》
第一能力で10マナを付与した呪文サーチが可能。スタンダード環境でサーチする呪文の代表としては《五者会談》《感電の反復》《殺戮者の目覚め》です。
第三能力の呪文2個コピー効果もデッキの呪文を限定すればかなり強力。
忠誠値6でデッキにピン刺しした呪文を10マナ付与で持って来る効果がかなり強力なので、それを活かした構築が求められます。
逆を言えば強い呪文を持っていない場合はあまり強みを活かせないPW。

 


《焦熱の交渉人、ヤヤ》
槌のコスと同じ赤マナボーナス+9を持つのに何故かマイナスが無いPW。
パッシブで果敢を持つ1/1トークンを生成できるのは地味に強力です。
のけ者を織り交ぜた呪文連打デッキで真価を発揮するため使用難易度はかなり高いですが、デッキ構築によっては分からん殺しのような動きが出来ます。
ただしのけ者が付与されている場合例外(※)を除いてターン終了時に手札や「戦場からも」追放されるため、クリーチャーメインのデッキなら槌のコスや他のPWで運用した方が良いでしょう。
※…ターン終了時にのけ者が付与されたり、変身した場合追放されないパターンあり。要検証

 

◆緑

世界を目覚めさせる者、ニッサ
強力なマナブーストトークン生成能力を持つ緑単で最も使い勝手の良いPW。
第二能力のドローや第三能力で条件付き呪禁持ちトークンを生成できる点も強力。

初期ニッサの上位互換とも言える性能をしていて、能力が直感的に使えるため初心者にお勧めしたい緑PWです。

 


生命のエネルギー、ニッサ
緑PMAで追加された比較的新しい緑単PW。パッシブで種ジェム生成が可能で、特筆すべきは第二能力の5/5トークン5体召喚。忠誠値15で25/25確定召喚は強い。
緑PMAの土地を絡めた種ジェムデッキでサクっと勝ちたい場合に便利ですね。ただ相手の盤面を綺麗に除去しないと種ジェムを逆利用されやすい点には注意。

一方で種ジェムのエフェクトバグによってフリーズする可能性が高いため、使用時/対面時には設定からアニメーションをオフっておきましょう。

 


《狩りに出るビビアン》
マナボーナスは+4が3色もあるかなり優秀な配分。
忠誠値6で4/4トランプル持ちを展開しながら一時的に+2/+0修整した上で格闘による簡易除去。第二能力で墓地を大量に肥やしつつクリーチャーを最大2体マナ付与で回収。
さらにパッシブ効果がクリーチャーが死亡した際に手札のクリーチャーへマナ付与。
レンと七番にジェム変換能力で劣るものの、第一能力が簡易除去を兼ねているためかなり使いやすい部類のPWです。
ちなみに第三能力はコスパがよろしくないので個人的にはあまり使いません。

 

前回の記事と比較すると
白:華やいだエルズペスIN 慈悲深きセラOUT
シナジーカードが増えたことに加えて環境全体で除去対策の重要性が上がった

青:肉体の裏切り者、テゼレットIN 鏡面魔道士、ジェイスOUT
⇒BRO実装でアーティファクトデッキが組みやすくなった

黒:ヴェールのリリアナIN 蜘蛛の女王、ロルスOUT
⇒ダッコンなどの墓地を肥やすPWが多いためヴェールの呪いが刺さりやすい

赤:ヤヤ・バラードIN アヴェルナスの大公、ザリエルOUT
⇒《五者会談》を筆頭に強力な多色呪文を確定サーチできるのは強い

赤:焦熱の交渉人、ヤヤIN 槌のコスOUT
⇒迷い所ですが用途を限定すればコスよりヤヤに軍配

緑:狩りに出るビビアンIN レンと七番OUT
⇒有利マナボーナス範囲と墓地肥やし性能が強く、軽い第一能力で簡易除去持ち

といった感じですね。
単色PWはおおよそ300クリスタルで購入可能で、育成コストも安いため各色1体ずつ持っていても損はないでしょう。あくまでも個人的オススメなので参考まで。
今回追加した単色PWの中でも数名能力がややこしかったり使い方によってはかなり面白い動きをするので個別記事でも触れていきたいと思います。