ソロゲーPWのMagic: Puzzle Quest雑記

マジックザギャザリング パズルクエスト(MTGPQ)の所感マシマシチラ裏雑記メモ。要望/感想/誤字脱字指摘歓迎です。

今日の一枚(殺戮の歌姫、キット・カント)

実はMTGPQのVer6.0.0でサイレント強化されたカードが複数あるのをご存じでしょうか。今回はその中から一枚を紹介します。

 

《殺戮の歌姫、キット・カント》

過去の短評でこき下ろした「歴代の戦い」で手に入るSNCの三色神話レアクリーチャーですが、上方修正によりかなり実用的な性能になっているので見ていきましょう。

元々の性能は8マナ3/3で1/1市民トークンをETBで生成。相手と自分の戦闘時に味方1体へ一時的に攻撃できない/ブロックできないを付与することで対象クリーチャーをターン終了時まで+2/+2修整とトランプル付与という何とも微妙な効果でした。
しかし上方修正された結果…
この+2/+2が「恒久バフ」になっています。

つまり「味方1体を攻撃&ブロックできないようにし続ければ相手と自分のターン毎に好きなクリーチャーへ恒久+2/+2バフ+一時的にトランプル付与」という強力なバフ要員に昇格。前ブロックで人気だった《光輝王の野心家》のほぼ上位互換です。
しかも無効化ではないため自分自身を拘束し続けて他の味方をガンガン強化することも可能。

 

実際に使ってみましょう。ETBで生成したトークンを拘束してバフしていきます。

召喚したターンの戦闘フェイズで+2/+2修整されて5/5。
相手の戦闘フェイズでも+2/+2修整されて7/7まで成長。

そして次のターン召喚酔いから覚めて攻撃する際に9/9で殴ることが出来ます。この時点で実質8マナ9/9+1/1トークン生成なのはかなり強力。
さらに次のターン以降も成長するので普通にフィニッシャー級ですね。

重ね出ししてもいきなり大きくならない一方で、1枚戦場に出せば延々と火力が伸び続けます。上述の通り自分を無効化して他のクリーチャーに+2/+2バフを2回ずつばら撒いたり、相手の戦闘時だけバフ出来ることを考えると盤面圧迫にもなりません。

 

それでは相性の良いカードを見ていきましょう

《結ばれた者、ハラナとアレイナ》

キット・カントと相互にバフを掛け合えばかなり巨大なスタッツになります。
このカードの欠点であった「強化しきる前に到達でブロックして倒されてしまう」という事故も「ブロックできない」をわざと付与することで回避可能。

パワーを8程度まで鍛えてあげれば大抵のクリーチャーを先制攻撃で一方的に倒すことが出来るようになります。

 

《擬態する士官候補生》

人間クリーチャーがバフされた際に1ドロー3マナ付与。キット・カントの効果で毎ターンバフすればリソースにかなり余裕が持てます。
他の人間クリーチャーにバフしてこのカードの訓練を毎ターン発動させれば追加でリソースが稼げますね。

 

《受難の天使》

デメリットであるバーサーカーの自滅攻撃を「攻撃できない」を付与することでキャンセルできるシナジーがあります。
クリーチャーを無効化するわけではないので被ダメ分回復する常在効果はそのまま活用可能。

 

他にも伝説クリーチャーかつコストが8~15なのでロッコとジョダーの無限ループに仕込むことが出来ます。三色なので《五者会談》で引いてこれる点も優秀。


バフの選択処理が少し手間ですが、それを差し引いてもかなり優秀なクリーチャーになりましたね。「歴代の戦い」を回していれば非重複パックから確定で手に入る神話レアなので低コストフィニッシャーの選択候補に挙げられるでしょう。

他にもいくつか強化されたカードがあるので追々紹介していきたいと思います。