ソロゲーPWのMagic: Puzzle Quest雑記

マジックザギャザリング パズルクエスト(MTGPQ)の所感マシマシチラ裏雑記メモ。要望/感想/誤字脱字指摘歓迎です。

今日の一枚(損切り)

本日の一枚はこちら。

損切り

SNCの9マナ青アンコモン呪文で、驚異の青10ジェム変換+相手の墓地を10枚肥やせるぶっ壊れ呪文。更に犠牲2が付いているためパワー2以上のクリーチャーを生け贄にすれば最大マナでコピーして2回目を唱えることが出来ます。

つまり実質9マナ1生贄で20ジェム変換20枚墓地肥やし

 

強すぎィ!

 

正直緑ジェム変換のお株を奪うレベルのマナ&忠誠値ブーストができる、スタンダードどころかレガシー含めてもヤバイ性能。SNCパックを開けるならマスト入手のカードと言えます。ちなみに過去記事の犠牲バグ紹介時にもさらっと使ってたりします

強力な呪文なのに紹介や使用を渋っていたのはこいつに絡む複数のバグがあったからです。その中で特に致命的だったジェム変換ソフトロックのバグ報告チケットで「現行バージョンで修正された」と告知があったので今更ながら紹介。該当チケットはこちら

forums.d3go.com

 

強力なジェム変換呪文という事で汎用的にデッキへ突っ込める性能をしていますが、今回は墓地肥やし能力と相性の良いカードを見て行きましょう。

まだ入手可能ではありませんが、JumpStartで追加された《文飾衒才のブルバック》が個人的には組み合わせ筆頭カードです。


自ターン中に相手へのライブラリーアウト効果を倍にする効果を持ち、ちょうど20枚の切削で10点以上のダメージを与えるのにコストが10マナと軽いクリーチャー。犠牲で《損切り》を唱えれば合計40枚墓地を肥やして20打点
対戦相手の墓地肥やし目標がある定期イベント戦では有用なコンボになるでしょう。

似たような運用ではVOWの赤神話レア《墓所の門番》を連続展開して追放領域を肥やすのもありです。墓地を追放するためブルバックと併用しづらい点に注意。

 

上述のコンボと追加で組み合わせ可能な《荒れ狂う騒音》も相手の墓地が肥えていればかなり優秀。状況次第ですが実質16マナで忠誠値を30点回復することも可能。

 

墓地肥やしと言えば《切削》という事でこちらのカードも


蒐集家、ザンダー卿》はコストこそ高いものの強力な効果を持ち、切削30で攻撃時に忠誠値ブーストを得ることが出来ます。盤面が不利だったりリアニメイト手段があれば《損切り》の犠牲対象に選んで死亡時能力を誘発しても良いでしょう。

《記憶の熟達者、ジェイス》は毎ターンの追加ドローに加えて切削12でマナゲイン能力を獲得できるため、高コストのデッキ運用で役立ちます。-8効果の切削18枚達成も容易なので終盤で爆アドを稼ぐことも可能。

 

相手の墓地を活用するカード群も優秀ですね。


ザレスは《損切り》のマナブーストから展開して相手の強力なクリーチャーやサポートを即展開可能。《ローグ・クラス》は長期戦で相手のリソースを使ってアドを取ることが出来、《ナーフィ王の裏切り》は序盤に展開すれば第三章で4枚の伝説/ヴァンガードを半分マナで取得することが可能です。ただしどれも相手のデッキ性能に依存するため安定性に欠ける点には注意。

 

墓地肥やし以外だと《ウィザード・クラス》+ドロー呪文でループデッキを作ったり、呪文コピー能力と組み合わせてマナと忠誠値ブースト効果を強化したデッキで活躍できますね。

 

一方で注意点としては《才能の試験》《曖昧模糊》《時間歩行》と言った強力かつ低シールド値の青サポートカードを自壊させやすいことです。これらと一緒に使う際はシールド値に注意しながら唱える必要があります。
過去に紹介した小技(特にカズミナの第二能力)でサポートの色を青以外に変えるのもありでしょう。

 

また冒頭で触れた犠牲のバグは未だに修正されていないので、ダメージ軽減持ちクリーチャーを使った悪用ができてしまいます。紹介待とうと思ったけど一向に修正されない
ダメージ軽減持ちの多い白青デッキではデメリット無しで2回詠唱して大型クリーチャーを手早く展開しつつ忠誠値ブーストが可能。


特にレム・カロラスはたった11マナでダメージ軽減を持つパワー2クリーチャーなので対象に最適
+1/+1バフを加えた《オーカー・ジェリー》でも似たような運用が可能です

 

ある程度SNCアンコモンが揃っていればクラフト出来るようになった段階で作成してでも手に入れる価値があると思います。性能的にナーフ来てもおかしくないぞこれ