ソロゲーPWのMagic: Puzzle Quest雑記

マジックザギャザリング パズルクエスト(MTGPQ)の所感マシマシチラ裏雑記メモ。要望/感想/誤字脱字指摘歓迎です。

PW対策:激励の指導力、アジャニ

激励の指導力、アジャニ

f:id:Visk00:20220418015538p:plain
今年の1月初頭に実装された白単PWです。個別記事はこちら
「高い体力と優秀なマナボーナス」「安くて使い勝手のいい能力」「パッシブでクロック生成 or ライフ自動回復」という恵まれ過ぎた性能を持つため、最近デイリーイベントやランク戦で見かけることが増えてきました。
去年は《世界を目覚めさせる者、ニッサ》や《槌のコス》が大流行していたのでその再来を思わせる勢い

割と連合やアライアンスのDiscord内でも彼に苦戦するメンバーが多いので、個人的な対策と言うか戦闘時に意識すべき点を挙げていこうと思います。

 

まずは激励アジャニの欠点とも言える特徴として
・自前の能力でドロー手段を持たない
・白単PW故に採用できる要注意カードが限られる
・戦場のクリーチャーがトークンで1枠埋まる
という事を覚えておきましょう。

これらの点からいくつかの攻略法が挙げられます。
①ドロソを積んで軽量カードで手数勝負
②サポートを含む全体除去による有利展開
③クリーチャーの盤面ロック
デッキの強みやコンボを活かして正面から勝つのもありですが、普通に殴りあうならこの辺りの欠点を突くと比較的楽です。具体的に触れていきましょう。

 

①ドロソを積んで軽量カードで手数勝負
激励アジャニは能力によるドローやサーチを持たず、また白単であるためドローソースの種類がかなり限られます。特に呪文でまともな複数枚ドローが《秘密のランデブー》程度しかなく、その他はサポートやクリーチャー能力に依存する形です。


結果としてドロー効果を持つサポートやクリーチャーを除去していればすぐに息切れするのが第一の欠点です。こちらはマナブーストとドロー手段をある程度採用して「1枚で除去/妨害、1枚で攻撃/ドロー」みたいに手数で攻めればアジャニのクリーチャートークン生成能力を使わせることなく押し切れるでしょう。

除去手段は《消えゆく希望》等の軽量バウンスや、《魂の粉砕》《魂転移》の様にアジャニのサポートトークンを無視してヴァンガードを優先破壊できるものを選ぶのがオススメ。並行して《才能の試験》で相手の手札を呪文でロックするのも一つの手です。
逆にやってはいけないパターンは、ライフを削れず毎ターン生成されるトークンばかり除去してジリ貧になる事です。除去をすぐに使うのではなく、クリーチャーなどの打点生成を優先することも大事

 

②サポートを含む全体除去による有利展開
アジャニの能力でばら撒かれるサポートの常盤木付与は放置すればかなり厄介。
それだけならまだしも《牢獄の管理人、ヒクサス》や《抑制する縛め》等のサポートを破壊する際のデコイになったりするので、サポート除去をあまり積んでないデッキだとこちらのクリーチャーを無効化されている間にジリ貧になります。

緑の《大オーロラ》や白の《オンドゥの転置》《壊滅の熟達》と言ったサポートを含む全除去で盤面リセットをしたい所ですが、これらの通常全体除去だと展開力が高いアジャニが結局有利です。そこでこの2枚がオススメ。


領界喰らい、サルーフ》は自分のパワー以下の土地を除くサポートとクリーチャーを追放してスタッツが基本値に戻るので、実質毎ターンコスト6以下のクリーチャーとサポートを無力化可能です。神話レアですが、稀にフブルスプからも確定入手可能
《選別の儀式》は呪文なので毎ターン発動は難しいですが、トークンを破壊しつつ大量ジェム変換とマナを供給できるでしょう。9マナ以下が対象なので《武装の達人》も破壊できる点がポイントです。
どちらも黒か緑にタッチしていれば使えるので採用できるPWは多いでしょう。

 

③クリーチャーの盤面ロック
アジャニは白タッチPWですが、大抵の場合デッキには全体除去を含むセルフ除去手段が採用されていないためクリーチャーの盤面ロックが有効です。


《シガルダの拘禁》や《牢獄の管理人、ヒクサス》によるクリーチャー無力化がお手軽です。特に《アジャニの兵士》トークンは常在能力を持たないので《シガルダの拘禁》でほぼ完全に無力化が可能。
ヒクサスは盤面に「通常の白ジェム」が無い時に使えば他の色ジェムでサポート化するので、アジャニの後援ジェム変換に巻き込まれにくくなります

それと併用して《蛙変化》《鴉変化》などで相手クリーチャー枠を低スタッツトークンに変えて強クリーチャーを出させなくすれば、相手の手札をクリーチャーでロックすることも可能です。

 

①は汎用的なデッキの考え
②は黒緑タッチでアジャニに特別ヘイトが高い人向け
③は盤面ロックなので白青タッチで汎用的に採用可能
と言った感じですね。対戦ノードの色に合わせて使い分けていきましょう。
逆に赤単だと有利に対応できる気がしない…

(2022/05/15追記)


赤の単体メタカードとして《乱動する渦》も刺さりますね。ライフゲインを阻止できる上に、激励アジャニで良く採用されるVGテフェリーや《太陽の拳》《秘密のランデブー》にぶっ刺さります。

 

後はアジャニがよく使ってくる環境カードを把握して手持ちから対策。


最大ライフの維持が容易な激励アジャニにマッチした天使2枚。除去手段が必須です。

 


たった1マッチで出て来る軽量クリーチャー群。特に《群れの癒し手》を採用しているデッキは強力な高コストカードを仕込んでいることが多いので要注意。

 


クリーチャー以外で対策必須となるカード群。アジャニに限らず白タッチデッキなら必ず警戒しておく必要があります。

 

以上が個人的な激励アジャニの対策ポイントになります。参考になれば幸い。

逆にアジャニをランク戦で使って勝率100%を目指すならこの辺りの欠点をどう補うかがプレイヤーの腕の見せ所と言えるでしょう。