リーダー
関連する部族のトークンが戦場に出た場合、トークンを追放する代わりにリーダーを強化します。また戦場に関連する部族トークンが出ている際にリーダーを召喚しても、同様にトークンを追放してリーダーが強化されます。
平たく言えばスタッツの低いトークンを吸収して巨大化できる能力です。
今回はスタンダード環境でこの能力に関連するカードがどれ位あるか見て行きましょう。リーダー能力を有するPWも数名いますが、今回はカードのみに焦点を当てます。
《ティアマト》
普通に使っても強いですが、何故か「リーダー:ドラゴン」持ち。
特に先日紹介した《マナ形成のヘルカイト》やドラゴンリーダーデッキでも触れた《フロスト・ドラゴンの洞窟》によるトークンへのドラゴンタイプ付与で爆速強化が可能です。デッキを作ったので別途紹介予定
「スタン環境でドラゴン・トークンを生成するカードそんなに無いだろ」とか思っていましたが、意外と生成できるカードがあって驚きました。
《マスコット展示会》
こちらもドラゴンリーダーデッキの記事で紹介したカードですね。
かなり珍しいリーダーを付与できる呪文で、黒獣トークンを恒久生成できる《シャドリクス・シルバークイル》や大量のスピリットトークンを生成できる《神聖なる憑依》などと相性が良いです。
また過去記事にもある通り《ヴェロマカス・ロアホールド》に使えば16/16に強化されるので、ほぼ毎ターン確定サーチで使う事が可能。
素で唱えるには高コストで即効性が薄いという事と、エレメンタルトークンが元々4/4スタッツと強めなので中々活かしづらいのが難点。チャンドラでワンチャンあるかな
《ブレタガルドをかけた戦い》
こちらは条件付きでエルフと人間のリーダー付与が出来るサポートです。
横展開しながらトークンを吐き出せるカードと相性が良いですが、条件に合致する複合部族(人間/戦士orエルフ/戦士)が少なすぎるのが難点。
《カルガの戦導者》
14コストの割にスタッツが微妙ですが、アンコモンながら優秀なバフクリーチャーです。ただし参照されるXは強化の総数ではなく「カードの枚数」であることに注意。
コー・トークンが兵士と戦士の部族を持っているため、合わせて使うと良いでしょう。
《軍団の天使》
スタッツ6/5でリーダー持ちのため、リーダー能力でガンガン成長します。
ただ基本スタッツが4/4と高い天使トークンを吸収させるメリットが少ないのが難点。
またバフ効果は「戦場に出たとき」なので、リーダー効果で強化されても発動しない事に注意が必要です。正直現状では無理して使う性能ではないと思います。
《ダスキネルの工作員、ネイディア》
サクリファイスデッキで真価を発揮するMasterPieceクリーチャーです。
軽量なのにそこそこのスタッツと接死を持ち、生贄にしてエルフトークン生成⇒再召喚&リーダー能力で巨大化を繰り返すとかなりのサイズに成長します。
PWの「蜘蛛の女王、ロルス」の第三能力と組み合わせると蜘蛛トークンの生成量がえぐい事に。
《武装の達人》
直近でPWのアジャニの記事で触れたクリーチャーですね。
レアなので入手が比較的容易で、アジャニ以外にもナヒリなどのコー・トークンを生成するカードと組み合わせやすいです。
《ゴブリンの先達》
軽量の速攻持ちリーダーですね。ゴブリントークンを大量展開するなら採用候補としてよい一枚です。こちらもレアなので比較的手に入れやすい。
効果でボードが安定しない上に相手の土地にシールドを与えてしまいますが、それほどデメリットにはなりません。強いて言うならボードの切り直しで相手に有利ジェムを連鎖される可能性があることに注意が必要です。
《硬鎧の群れ》
MID実装時に昆虫トークンが3/3になった影響で微妙な存在になりましたが、5.3.0で再び昆虫トークンが弱体化されたことで有用性が元に戻りました。
6マナ3/3+毎ターン恒久バフが掛かるのでMasterPiece相応の性能を持つ軽量クリーチャーと言えるでしょう。
現状スタンダードでリーダーを持つ/付与するカードはこの9枚のみです。
トークンを大量に生成するカードと上手く組み合わせれば一瞬で大打点を与えれるカードなので、コンボを色々考えるのも面白そうですね。
勿論リーダー持ちトークンやリーダー付与を行えるPWが居るので彼らも含めてコンボやデッキを構築するのも面白いと思います。
次の神河実装で新しいリーダーが増えるのかが気になる所。