今回はコンボ紹介です。まずはメインになるカード。
《永岩城の蜂起》
NEOの白赤レアで、7マナ+貯蔵10マナの呪文カードです。
効果は貯蔵マナXの数だけ2/2の侍トークンを生成し、ターン終了時まで速攻と威迫を付与。その後相手の場にもX-1の数分の侍トークンを生成します。
例えば貯蔵マナを最大値のX=10で唱えると自分の場に20/20、相手の場に18/18が生成。デメリットを対処できるなら単品で見ても召喚数目標達成に役立ちます。
シガルダで無効化したり《群れの癒し手》コンボの様にマナブーストにも活用可能
そして今回このカードと組み合わせるのはこちら。
《オリークの誘惑》《マインド・フレイヤー》《嵐風招来》
《オリークの誘惑》はSTXの青神話レアで10マナ以下の相手クリーチャーとヴァンガード全てのコントロールを奪取して強化する呪文。
《マインド・フレイヤー》は自陣のクリーチャーが2体以下ならETBで相手クリーチャーのコントロールを戦場から離れるまで得ることが出来る強レアカードです。
《嵐風招来》は15マナと呪文にしては高コストですが、デメリットや制約無しで対象クリーチャーのコントロールを得られるNEOのアンコモン呪文。
この3枚のうちいずれかを使って、相手側に生成された侍トークンを「恒久的に」奪ってしまおうという訳ですね。
では実際に《オリークの誘惑》でコントロールを奪取した例を見て見ましょう。
まず手札に最大マナの《永岩城の蜂起》と《オリークの誘惑》を準備します。
そして《永岩城の蜂起》を詠唱すると相手と自分の場に侍トークンが生成。
そして《オリークの誘惑》を唱えると…
「侍トークンが融合して強化されます」
つまりこのコンボをまとめると、侍トークンを寝返らせることで
《永岩城の蜂起》の効果を倍加させつつデメリットを消す
という事になります。(1回余分に強化されるのは《オリークの誘惑》の効果)
これは他の2枚も同様で、さらにこのトークンのオーナーはこちら側扱いになるため《マインド・フレイヤー》死亡/追放時のデメリットも打消せます。
ちなみに「ターン終了時までコントロールを得る」効果の場合どうなるかと言うと
この様に別枠扱いのクリーチャーとなり、ターン終了時には相手側に戻ります。
そのため多少コストが高くても「恒久的にコントロールを得るカード」の方がリスクが少なくコンボに適しています。クリーチャー枠が1つに収まるのも地味な利点
とは言えデッキの方向性によっては一時的にコントロールを得る呪文も悪くはありません
これらのトークン19~20体に加えて《ターナジール・クアンドリクス》の基本スタッツ強化能力を組み合わせるとOTKコンボが成立します。ターナジールの召喚酔いに注意
《マインド・フレイヤー》以外は呪文なので、呪文ループデッキに仕込んでみるのも面白そうです。相手のトークンを奪えば速攻威迫持ちの38/38~40/40になるので《錬金術師の計略》で二段攻撃を付与すればループからいきなり80打点。
《錬金術師の計略》のデメリット効果で強化された相手クリーチャーをパクるのも楽しそう
《永岩城の蜂起》以外のコンボパーツ候補が多いので、比較的成立させやすいコンボでしょう。ただ必要マナが多いのでマナ付与の方法を工夫する必要がありそうです。