今日の一枚紹介はこちら
《賢明な車掌、トルーズ》
SNCの三色レアカードで15マナ3/1の伝説/謀議持ちクリーチャー。
他のクリーチャーが謀議する度に+1/+1修整を受けます。
また日本語訳がバグっていますが死亡時に墓地からトルーズ以外のカードをX枚手札へ戻してXマナ付与。Xはこのカードのパワーと同じ値です。
実はこのカードもVer6.0.0で上方修正というかバグが直ったカードで、修正前は「X=基本パワーである3固定」だったのが修正により「X=現在のパワー値」で正しく動作するようになりました。そのため上手く活用すれば墓地から6枚回収して10マナずつ付与みたいな動きも可能です。
相性が良いPWとしては墓地を肥やせる能力を持つダッコンや恐怖アショクですね。
墓地を活用するリアニメイトや謀議デッキで活躍する性能と言えます。
相性の良いカードを見ていきましょう。
《策謀の予見者、ラフィーン》
盤面にクリーチャーを並べていれば謀議を複数回誘発できる軽量コストの謀議持ち。
トルーズの+1/+1効果を大量に誘発できます。
盤面に《穢れた敵対者》や《大衆蜂起》等でトークンを大量に出したり勝手に強化値が増えるカードと組み合わせると一気に成長。最大の欠点はバフの処理時間の長さ。
《移植された自我》
トルーズを犠牲にすることでリソース補充しながら相手のクリーチャーをパクれます。
意図的に自陣をサクってアドを取れるのは結構強力。
各種犠牲付き呪文
《移植された自我》と同様に任意のタイミングでトルーズを犠牲効果でサクってアドを稼げる呪文群ですね。
他にも死亡時のアドを稼ぐために各種バフ効果とも相性が良いです。
伝説持ちの15マナクリーチャーなのでジョダーとロッコのループコンボにも仕込むことも可能。
ここまで割と好意的に紹介しましたが、強力なカードかと言えば微妙な点もあります。
1点目は15マナにしてはクソ貧弱なスタッツであること。謀議で成長するにしてもそれまでタフネス1でやり過ごす必要があります。せめて12マナ位だったら…
2点目はこのカード自身が謀議を持っていること。一般的には墓地を肥やしつつバフを受けれる恩恵があるのですが、《五者会談》で最大マナで引いたカードを捨てる可能性があるため噛み合わせがイマイチ。
3点目は素のパワー3で死亡してもマナ付与量がイマイチであること。何らかの工夫や重ね出しをしなければ結果的にはアド損です。
そのため大多数のプレイヤーは+1マナで墓地に依存せず似たような動きが出来る《刃とぐろの蛇》を採用しているのが現状といえます。
とは言え盤面のジェム数に依存しない墓地回収&マナ付与効果を持っているため、バフ効果などの組み合わせによっては変な動きが出来るかもしれません。要研究。