今回紹介するのはこちら
《オリバクの救済者》
VOWの白神話レアクリーチャーです。10マナ1/2の極貧スタッツで訓練持ち。
訓練時に相手クリーチャーをこちらの追放領域へ追放し、それが出来ない場合は自分の墓地からクリーチャー1体を追放します。この時点で性能がおかしい
そして死亡するか戦場から追放された場合に、自分の追放領域の先頭から呪文以外のカードを最大4枚選んでオーナーの戦場に戻します。
過去記事で紹介した通りバグで手札から追放しても能力が発動していましたが、現在は修正済み
この「オーナーの戦場に戻す」と言う点ですが、相手のカードなら相手の戦場に戻る点に注意しましょう。幸い任意選択が可能なので選ばず保留することも可能。
しかし発動条件や注意点を差し置いても
実質4枚のコスト踏み倒しが可能
どう考えても悪い事にしか使えませんね。
MTGPQの追放領域は各種能力以外にも手札を任意で除外することで肥やせるので
①手札からカードを追放
②オリバクの救済者を召喚
③サクったり追放して①で追放したカードを展開
と言うムーブが強力。実際に効果を使った下記画像だと50マナ近く踏み倒しています。
もちろん訓練時に相手クリーチャーを追放する効果も強力です。純粋に除去として使える上に対象がトークンなら前述のデメリットもありません。
このカードとダントツで相性が良いのはこちら
《テレポーテーション・サークル》
ターン終了時にクリーチャーを任意追放し、追放領域の最初のクリーチャーを戦場に戻します。これとオリバクが着地していれば、ターン終了時にサポートやクリーチャーを最大4枚まで踏み倒し+追放領域の先頭クリーチャーを戦場へ展開可能。
上手く追放領域を操作すればオリバクの救済者を再度場に出して次のターンにまた効果が使えるようになります。
そして《テレポーテーション・サークル》の「最初のクリーチャーを戦場に戻す」効果にはオーナーの指定がありません。つまり「オリバクの効果で選択しない=追放領域の先頭に来る」事を利用して、相手クリーチャーをこちらの戦場に出すことが出来ます。
ちなみにエンチャントなのでダクソスで確定サーチが可能
それ以外に組み合わせとして面白かったのはこのカード。
《本のワーム》はバーサーカー/トランプル持ち+死んだ際に追放領域に行くのでオリバクの効果で再利用が可能。しかもETB能力で6点回復と1枚ドローが出来るのでコストを踏み倒せるオリバクと相性が抜群です。
VOWアンコモンにも似たような効果のワームが居ますが、ドロー能力が無いのでイマイチ
そして《回収》は本のワームを破壊して追放領域に落としたり、オリバクをサクってマナブーストしながら盤面を再展開&各種ETB発動を狙うことができます。
PWタミヨウ+ウィザードクラスでデッキをループさせてみたらかなり面白かったです
《大群退治》で盤面リセットしつつこちらだけ再展開するのもあり。全体除去としてコストが軽いし白なので採用しやすいです。
他には追放するリソース確保で各種ドローソースを採用するといい感じ。マナ付与より枚数重視で採用しましょう。
スタンダードの白でトップクラスに悪さが出来るカードなので上手く使いたいですね。
レガシーだとタッサやVGテフェリー(M21版)でも明滅させることが出来るので、さらに悪い事に使えるでしょう。