ソロゲーPWのMagic: Puzzle Quest雑記

マジックザギャザリング パズルクエスト(MTGPQ)の所感マシマシチラ裏雑記メモ。要望/感想/誤字脱字指摘歓迎です。

STXの創始ドラゴン

創始ドラゴン

 

魔法学院ストリクス・ヘイヴンの創始者であるドラゴンの魔法使い達です。

2色のマルチカラーを持ち、それぞれ独特な能力を持っています。

シャドリクス・シルバークイル(黒)

ガラゼス・プリズマリ(

ベレドロス・ウィザーブルーム(黒

ヴェロマカス・ロアホールド(

ターナジール・クアンドリクス(

上記の五体がいるので順番に紹介していきたいと思います。

 

シャドリクス・シルバークイル

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増強ジェムを最大2個生成する飛行二段攻撃持ちドラゴンです。

攻撃時に増強ジェムがボード上に2個あればトークン生成、4個以上で全体バフ、6個以上で1ドロー半分マナ付与という増強ジェムが十分出ていればイカれた性能。

素のパワーが5と16マナドラゴンの割に低めですが、二段攻撃と上記の恒久全体バフのお陰で実際の火力は高いです。

墨獣トークンは2/1ですが、2ターン目の攻撃前に4/2になってシルバークイルの増強4能力が発動すれば+1/+1、自前の能力でさらに+1/+1になるので6/4で殴り始めることもできます。

ただし上述の通り、シルバークイルだけでは増強ジェムを2個までしかボード上に生成できないため他の増強持ち呪文でサポートしてあげる必要があります。

基本的には増強値の高い呪文を複数採用する形での運用が良いですね。悪意の熟達や学者の防衛などの除去呪文に加えて増強値が7の「~の命令」の採用を合わせて検討するといいでしょう。※ロアホールドの命令だけ増強値が6なので注意

 

とは言え素の状態(増強ジェム2個)でもトークン生成能力と飛行二段攻撃を持つ強力なアタッカーです。装備や呪文でパワーを上げれば二段攻撃と相まって凶悪な性能になります。


ガラゼス・プリズマリ

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本家/MTGPQともに創始ドラゴンの中で最も軽いマナコストですね。特に本家MTGだと五体の中で一番採用率が高いイメージです。

能力として相手と自分のターン開始時に金トークンを1つずつ生成。攻撃時に手札の最初の呪文へ自分のアーティファクト×2のマナを付与します。

トークンが増えてくると毎ターン大量のマナを呪文に付与できるため、各種根本原理とも相性が良いです。

注意点としてマナ付与対象が手札の最初の呪文なので、ジェムマッチでマナを一杯にして効果が無駄にならないように手札順を上手く操作しましょう。

青にしては高めのスタッツと貴重なマナゲイン能力を持つため、カードプールが少ない間でもメインに据えれば十分な働きをしてくれます。

 

ただし純粋に金トークンでマナを出すだけなら黄金架のドラゴンや年老いた骨齧り、冠滅ぼしのガドラクがライバルとして存在しています。

また呪文へのマナ付与という点でも後述にサーチ付きの強力なライバルがいます。

加えて本家と違ってそこまで軽いクリーチャーではなくなってしまったので、青タッチを活かした構築で独自の強みを発揮できるカードだと思います。

 

ベレドロス・ウィザーブルーム

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相手と自分のターン開始時に邪魔者トークンを1つずつ生成し、ターン終了時にライフを払ってジェム変換を誘発するドラゴンです。

「PWの体力X以下で勝利」の達成に使っていけるドラゴンですが、それ以外の目的では必要マナが多くジェム変換がターン終了時という事もあって正直使いづらいクリーチャーです。

ジェム変換が2色という所も微妙で、運が悪いと連鎖せず相手から大連鎖をかまされる恐れがあります。緑か黒単色変換だったら滅茶苦茶強かったのですが…

ちなみに戦闘条件のためにHPギリギリまで能力で削っていたら返しで連鎖からのガイアの復讐者出されて負けました。(2敗)

また邪魔者トークンで相手をガンガン削っていけるのは強みですが、戦闘条件達成前に倒してしまわないよう加減を調整する必要があります。(1敗)

 

とは言えライフゲインの状況さえ整っていれば雑にジェム変換してマナを稼ぎつつ相手を邪魔者で削れるので、リアニメイトなどで踏み倒せば十分な強さです。

 

ヴェロマカス・ロアホールド

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攻撃時に呪文確定サーチ+パワー分のマナ付与というかなり使い勝手のいい能力を持っています。この能力のパワーは基本ではなくバフ込みなので簡単に10マナ以上を呪文に付与できますね。

14コスト以上ピン刺しで確定サーチしつつバフできるPWカレムネと相性が抜群です。

サーチは異なる呪文4つのうち1枚という所が強力で、デッキに呪文を4種類入れていればその中で好きなカードを選択できます。状況に応じて最適解を選べるのでとにかく対応幅が広い。

また強化やバフでパワーを20以上にしておけば毎ターン破滅の根本原理を確定サーチして次のターンでぶっぱするという恐ろしいムーブができます。

注意点として、手札が一杯だと効果が能力しないので空きを作る必要があります。また二段攻撃を付与しても持って来る呪文は1枚だけです。

 

速攻持ちなので能力をすぐ発動させて次のターンで引いた呪文を撃つことができ、警戒持ちなので対クリーチャー性能も持っています。

パワーを上げて先制攻撃(二段攻撃)を付与すると攻撃、防御、サーチ、マナ付与全てを持つ完成されたクリーチャーになるでしょう。

個人的に始祖ドラゴンの中では一番採用率が高いカードです。

 

ターナジール・クアンドリクス

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記事を書くまでタージナールだと思っていました…

勇敢とトランプルを持ち、ETBでバフの量を恒久的に倍加。攻撃時に他クリーチャーのパワーとタフネスをこいつと同じにする能力を持っています。

場に出るたび対象クリーチャーのバフの量を倍加するため、タッサなどでブリンクすると倍々ゲームになってえらい事になります。

 

しかしこいつの強みはもう片方の能力です。

カズミナの紹介でも例を上げましたが、クリーチャー1体がこいつと同じスタッツになるため、1/1で複数生成されるトークンをいきなり巨大サイズすることができます。

勇敢持ちで先頭に来るため装備やフラクタルトークンとも相性がいいですね。

 

参考例として世界を目覚めさせるニッサで理想ムーブが出た時の場面を紹介。

1ターン目でジェム変換連打でクアンドリクスを召喚、2ターン目に忠誠で速攻持ち森トークンを4体場に出して攻撃します。

ボード上には空撃ちした古き神々の拘束、耕作で持ってきたアリクスメテスが着地して追加入れ替えのジェムマッチで1段強化されています。

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2ターン目でトークン28/28。相手の体力は35点削られて66。

 

さらに次ターンで運よく「ひらめきの瞬間」を引き、土地+追加入れ替え+忠誠能力+ジェム変換でドローしつつ連鎖。

古き神々の拘束Ⅱによるアリクスメテス追加、ジェムマッチ強化、ひらめきの瞬間のドロー+耕作からの追加入れ替えでアリクスメテスを出して4段強化のバフ効果発動+履修で引いたフラクタル生成。

クアンドリクスが21/21となり、森トークンは21×8=168/168。3ターンで200点キル。

相手が生身なら台パンレベル

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他にも9体のエルフトークンを生成するタイヴァー・ケルなど、とにかく大量にトークンを生成するPWやカードと相性がいいですね。以前紹介した群がる骸骨とも相性良好です。

 

 

どの創始ドラゴンもマナコスト相応に強力な能力を持っているので、マナブーストやリアニメイトで踏み倒して召喚すれば有利な盤面を展開できるでしょう。

ただし除去耐性が薄く、黒タッチデッキやボーラス様にあっさり返しで除去されてしまうため過信は禁物。状況によって2体目を手札に構えるなどの判断も必要になります。

 

個人的な使い勝手の評価を高い順で上から並べると以下の通り。

ヴェロマカス・ロアホールド

速攻警戒が偉く対応幅が広い。根本原理がスタン落ちしたら採用率下がるかも。

ターナジール・クアンドリクス

複数トークンに特化したデッキ構築が必要ですが、成立時の打点がえぐい。

シャドリクス・シルバークイル

黒で貴重な飛行+二段攻撃持ちを両立。トークン生成も偉い。

ガラゼス・プリズマリ

強いがライバルが多くパッとしない状況。青タッチをどう活かすかが課題。

ベレドロス・ウィザーブルーム

戦闘条件達成以外で無理に使う必要はない状況。

 

新しいカードやコンボの発見によっては並び順が変わるかもしれませんね。