フォーゴトン・レルムのカードがそれなりに集まってきたので、その中で気になったものやオススメを適当にピックして紹介していきます。
ゼラチナス・キューブ
召喚時に相手クリーチャーを自分の追放領域へ追放してサイズアップ。このカードが場を離れた時に自分の追放領域から自分がオーナーでないクリーチャーをすべて戻すという効果を持つ黒レアクリーチャーです。「すべて戻す」という点には注意。
似たような効果をスカイクレイブの亡霊や暗黒の雛が持っていますね。効果やデメリットに違いはあるものの、12マナで追放除去+最低でも5/5クラスで着地するためかなり優秀だと思います。
バフや強化値込みでサイズアップするのもポイント。さらにスカイクレイブの亡霊と違ってトークンを追放した場合は死亡時のデメリットがありません。
サイズアップでデカくなるため追放手段の多い白や除去が豊富な黒相手だと優先的に破壊されてしまいますが、バウンスやクリーチャー入れ替えでは効果が誘発しないため、青赤緑に対しては強気に出していけるカードです。特に赤緑はスカイクレイブで除去できない大型クリーチャーが多く、出した瞬間10/10以上になる位のサイズアップが見込めます。
このカードの能力で特筆すべきは「こちら側の追放領域」に追放されることです。
「あなたの追放領域」という効果を持つカードと組み合わせると悪さが出来そうですね。
即興で思いついた「テレポーテーション・サークル」を使ったコンボを合わせて紹介します。PWはたまたま色が合致した「蘇りしダクソス」です。
【手順】
1.ゼラチナスキューブで自分の追放領域に相手クリーチャーを追放。
2.ダクソスの第一能力でトークンクリーチャーを生成。
3.テレポーテーション・サークルでターン終了時にトークンを追放。
4.追放領域にいた相手クリーチャーが追放時の強化値で自分の場に召喚。
※追放領域に相手のクリーチャーがいなくなり、ゼラチナスキューブが破壊されてもデメリット無し。
デメリットを消しつつ1/1トークンと強力なクリーチャーが交換できることを考えると、かなりのアドを稼げるコンボになります。
注意点として、追放領域からこちらの場に出していてもカードのオーナーは相手側のままという事です。どういうことかと言うと、全体追放などで相手がオーナーのクリーチャー→ゼラチナスキューブの順で場を離れると追放領域にある相手クリーチャーが相手の場に戻ってしまいます。 (かなりのレアケースですが…)
また「オーナーの手札に戻す」系のカードも同様で相手の手札に戻ります。
書いている間に「実質2枚紹介してるじゃねーか!」と思いましたが以上です。