今回はコンボ紹介です。主役はこのカード
《路上芸術家、エラント》
NEOの青レアで6マナ0/3速攻/閃光/ディフェンダー持ちの伝説クリーチャーです。
パワーが0の癖にディフェンダーを持っているため、ぶっちゃけ速攻で倒されるクリーチャーですね。
しかし効果がかなり強力で、ジェム起動により手札の中で最大マナになっている最初の呪文を最大マナでコピーします。しかも1ターン制限が無いので最大4回コピー
しかしこの効果の起動条件は「起動ジェム」です。いくら青4つ分あるとは言えぶっ壊れ土地の《まどろむ島、アリクスメテス》や起動ジェムを破壊できる《訓練場》がスタン落ちした今、狙って起動ジェムを破壊するのは難しいですね…
青の起動ジェムを割るために大量の青ジェム変換が出来るカード…
あった
9マナで青ジェムを10個変換できる呪文である《損切り》で起動ジェムを割れば比較的安定して呪文コピーが可能です。
手札の先頭に最大マナの《損切り》を保持し、起動ジェムを壊すか別の《損切り》を唱えれば起動ジェムを巻き込みつつ《損切り》のコピーが大量に発動。最大4回コピーが発動します。
このコンボの特徴は青マナジェムマッチで十分なマナを稼ぐだけでなく「大量の忠誠値」を稼ぎながら「相手の墓地を大量に肥やす」事が可能です。
例えば英雄テフェリーやダッコンなどの第三能力を展開すればワンサイドゲームになるPWで使うとかなり有効。あっという間に忠誠値が溜まります。
さらに《損切り》自体が犠牲によって自身をコピーできるためダメージ軽減を持つクリーチャーに使えばノーリスクコピーが可能です。代表例は以下の2枚。
上手くコピー出来れば最大8回×10個の青ジェム変換に繋げることが可能です。ジェム変換のデイリーも一瞬で終わるでしょう。
さらにそれぞれがダメージ軽減持ちディフェンダー＆ダメージ権限付与持ちなのでエラントの弱点である低タフネスディフェンダーをカバーすることが出来ます。
そして相手の墓地が一気に増えるため、相手の墓地枚数を参照するカードと相性が良いです。例えば《アカデミーの精鋭》は相手のデッキの呪文が多ければ墓地に大量の呪文が落ちてくれるため、無限コンボでもないのにそこそこ大きいスタッツで着地。
コンボを回した後で《アカデミーの精鋭》を召喚すれば結構なスタッツで着地します。
奇襲＝速攻持ちなので重ね出ししてスタッツを3桁以上にすればOTKも可能。
他にもJMPの文飾衒才のブルバックを組み合わせても良さげですね。
また《損切り》で起動ジェムを割れば他の最大マナ呪文でもコピーできるため《五者会談》のような高コスト呪文をコピーしても良いでしょう。
ただし《五者会談》自体に最大マナを付与しておく必要があり、手札の空きが十分無いと連続でコピーした際に上手くカードを拾ってこれないため注意。ぶっちゃけ《損切り》を大量コピーして第三能力を撃つ方が楽です。
このコンボの最大欠点はエラントの撃たれ弱さ。
エラント自身は閃光を持っているため相手のターンに召喚できるのですが、相手の攻撃フェーズ前に着地するため、相手クリーチャーのパワー合計が3以上ならディフェンダーが不利に働いて速攻で倒されてしまいます。
そのためこのコンボは起動ジェムが出て来るまでに相手の盤面を更地にするか、別のクリーチャーで守ってあげる必要があります。そういう意味では上述のダメージ軽減持ちクリーチャー2体どちらかの採用が無難。
上記の欠点により正直そこまで実用性の高いコンボではないですが
・相手の墓地枚以上
・ジェムをX個変換する
と言ったデイリー目標を終わらせるのに便利。今後のパックで相手の墓地を利用するカードが増えたらそっちのシナジーも見込めると思います。
