ソロゲーPWのMagic: Puzzle Quest雑記

マジックザギャザリング パズルクエスト(MTGPQ)の所感マシマシチラ裏雑記メモ。要望/感想/誤字脱字指摘歓迎です。

デッキ紹介(追放ジェリーヴァ)

久しぶりにデッキ紹介記事です。

まずメインになるカードの説明から。

 

《ネファリアの災い、ジェリーヴァ》

SNCのMasterpieceで「詠唱時に使われたマナ」だけ相手と自分のライブラリートップを自分の領域に追放。その後それらのカードに暗黒の紋章を付与。攻撃時に自分の追放領域で「紋章が付いた呪文」を先頭4枚から1枚を最大マナで手札に加える効果持ちです。

端的に言えば彼女をX=6で唱えた場合、相手と自分のライブラリートップから19枚追放
自分の追放領域が合計38枚増えます

この「自分の追放領域を爆速で増やす効果を活かす」のが今回のコンセプトですね。

 

デッキリストはこちら


赤単/赤タッチPWで採用できるように構築しています。必須パーツは以下の5枚。
《ネファリアの災い、ジェリーヴァ》
《舞台座一家の料理人、ロッコ
《五者会談》
《研究の集大成》
《未認可霊柩車》

その他のモックスや土地、ハーンフェルはコンボ成立補助。ザンダー卿は三色で強力な妨害効果を持つので採用していますが、コンボ成立優先なら《ジアトラの特使》に入れ替えて必要カードを手早く集めても良いでしょう。
ジェリーヴァとロッコを《五者会談》で確定で引くためにデッキの三色カードは3枚に抑えること

《マグマ・オパス》は赤単デッキの天敵であるダメージ軽減ブロッカーを無効化して打点を通せるので除去とドロソを兼ねて採用。万が一打点が足りなかった場合の底上げにも使えます。

 

今回はPWとして「むら気な眷者、ルーカ」を採用。正直赤タッチなら誰でもいいです
彼は軽めの第一能力でキーカードを集めやすく、第三能力で追放領域のクリーチャー数依存のバーンを飛ばせるのが特徴。マナボーナスも比較的良好。
ちなみに増えるのは自分の追放領域なので簒奪ケイヤとは相性良くなかったです


では必須パーツによるギミックに触れていきましょう。

追放領域を増やすジェリーヴァを複数回着地させるためのカードがこちら。


《五者会談》でジェリーヴァとロッコを展開し、ロッコの能力で追加のジェリーヴァを持って来れば追放領域が一気に76枚増えます

しかも呪文が2種類しかないこのデッキではジェリーヴァを1体でも着地させれば次ターンの攻撃時に高確率で追加の《五者会談》を持って来れます
そのためジェリーヴァ2~5体の重ね出し召喚は結構現実的な確率で実行可能

一方ザンダー卿をロッコの能力込みで2体持ってきた場合はETBで合計4枚ハンデスなので12/12を着地させつつ大幅な遅延を相手に押し付けることが出来ます。

 

フィニッシャーとして動作するのは《研究の集大成》と《未認可霊柩車》。
どちらか片方があれば大体トドメまで持って行けます。


《研究の集大成》はターン終了時に自壊して「自分の追放領域の赤カード×2」のバーンダメージ+各種リソース補充。
《未認可霊柩車》は戦闘時の選択肢で「いいえ」を選んだ場合「操縦士が付与されたクリーチャーに対して追放領域枚数の+X/+Xバフ」をターン終了時まで与えます。

 

両方のフィニッシャーが手札にある場合は以下の特徴で使い分けると良いです。

《研究の集大成》
・相手が赤カードを採用してないと追放領域枚数に対してダメージ低め
・攻撃可能クリーチャーの準備不要
・相手にブロッカーが居てもダメージが通る

《未認可霊柩車》
・追放領域枚数=バフ量なのでダメージが安定
・攻撃可能なクリーチャーに操縦士が付与されている必要あり
・相手の盤面にブロッカーが居ない前提
・複数個出せば複数体に操縦士(=バフ)を付与可能

もし打点が足りなさそうな場合はPWルーカの第三能力で削りましょう。必要な忠誠値が12なので比較的容易に発動させることが出来ます。
クリーチャー数依存なのでダメージの期待値は追放領域の2~3割程度が目安。あくまで打点補助。

 

実際にギミックが成立すると以下のようになります。
こちらは《研究の集大成》のパターン。


戦闘ログから178点のバーンダメージですね。追放領域が大体270枚程度だったはず
前述の通りダメージは追放領域の赤カード数を参照するので、相手のデッキ色や自身の無色カード比率でダメージが上下にブレる点に注意。不安なら手札から赤カードを追放して火力補強しましょう。
相手のデッキが赤にタッチしていなければ追放領域枚数×0.6~0.7位の打点と考えるのが無難です

 

一方《未認可霊柩車》のバフで倒すパターン。


こちらは《研究の集大成》と異なり操縦士2が付加されたクリーチャー数×追放領域枚数の打点が加算されます。霊柩車の操縦士付け替えやバフ選択肢を誤らないように。
ジェリーヴァを最大マナで3体召喚すればおおよそ120打点

 

欠点は追放領域を参照するVOW墓所シリーズに対して脆弱であること。
特に下記の2枚に対しては展開された次のターンで勝てないと致命的です。


墓所の守護者》はETBで追放領域分の1/1トークンを生成されるので処理にクッソ時間を取られる上に次のターンまでに勝てないと返しで特大打点を喰らいます。
墓所の門番》も展開された次の相手ターンに追放領域分のバーンが飛んできます。

 

上記の欠点に加えて除去が少ないためガチイベントには不向きですが、スタンダードの訓練場消化で使う分には面白いデッキになりました。ロッコの貯蔵マナバグが直されても普通に使えるのが良いですね。

キーカードがMasterpieceなので作成は難しいものの、SNCカードを存分に活かせているので是非試してもらいたいデッキです。