先日「あんまりレガシーに触れない」とか言いつつレガシーカードの記事です。
今回は低レアカードによるループコンボ紹介。こいついっつもループコンボ紹介してるな
メインになるのはこのカード
《長角火獣》
9マナ3/4バーサーカー持ちのTOR赤アンコモン。
ETBでボード上の赤ジェムが8個以下なら自身を破壊して相手に5点バーンダメージを与えます。
上記と組み合わせるカードがこちら
《不浄な証約》
M20の黒コモンサポート。自分のクリーチャー死亡時にそのカードを戦場に戻して+2/+2修整を行った後で、このサポートを自壊させるという効果です。
必要なパーツはこの2枚のみ。
「え、《不浄な証約》はクリーチャー戻したら破壊されるじゃん」と思った方は正解であり、間違いでもあります。
MTGPQの処理順ではあるカードの効果発動中に別カードの誘発効果が発生した場合、誘発効果側の処理を割り込ませることが出来ます。
その結果、この2枚を使うと以下の流れになります。
１．《不浄な証約》を設置
２．ボード上の赤ジェム8個以下で《長角火獣》を召喚
３．赤ジェムが8個以下なので《長角火獣》が自壊して相手に5点バーン
４．《不浄な証約》の戦場に戻す効果が発動
５．《不浄な証約》が破壊される前に《長角火獣》が戻って3と4の効果が繰り返される
という訳でまさかのコモンとアンコモンの無限ループコンボが完成です。
前提条件としてボード上の赤ジェムを調整する必要がある事や、赤黒タッチor無色PWでしか採用できないという欠点こそあるものの、低レアかつ盤面を展開しながら比較的安い20マナで成立してしまうという点が凶悪ですね。
今まで使ってくる人と遭遇もしくは成立してやられたことは無いですが、案外成立させやすく(多分)フォーラムでもそんなに言及されていないコンボだと思います。
レガシー戦で該当色のPWが態々コモンサポートである《不浄な証約》を出して来たら間違いなくこのコンボを搭載しているので、赤ジェムを必要以上に消さないよう注意しましょう。
