クラス・カード
AFRで追加されたサポートカードで、本家MTGではマナを払うごとにLvが上がって特殊な効果が解放されていくユニークなエンチャントです。
こいつの真価を今更ながらに実感したので紹介していきます。
まず前提としてクラスカードは「複数枚出しが可能なサポート」という事です。
以前アンコモン紹介でクラスカードに触れたとき「強化されない」という表記を見て「なんだ2枚出ししてもシールド増えないのか」と誤解して毎回追放していたため気づいていませんでした。すみません。
つまり重複しても恩恵のある能力を持つクラスカードは出せば出すだけ恩恵があるという事です。その点を踏まえて紹介していきたいと思います。
今回はアンコモンのクラスカードをマナコスト順で紹介。
ドルイド・クラス
マナフィールドでジェム変換、上陸でライフゲイン、Lv4で恒久バフの出し得カード。
除去などの効果がない10マナサポートなので初動は遅れるものの、ドロー手段さえ確保できていれば毎ターン無償ジェム変換で加速度的に展開することができます。
個人的にアンコモンのクラスカード評価No2で、創造の歌や破滅の根本原理がスタン落ちすればNo1評価に上げていいカード。
極端な例ですがこちらをご覧ください。
光っているマナフィールドは全てドルイド・クラスです。
1つのマナフィールドで2~4個のジェム変換が1回ずつ誘発するため、3~5個配置するだけでも超連鎖しつつ上陸によるライフゲインが発動します。
ちなみに上記の画像例でも使ったのですが、アーティファクト/エンチャントをドルイドクラスのみにすれば「鏡細工」で確定コピー可能。※ヴァンガードや土地は鏡細工の対象外
注意点として画像の様にサポートや増強、忠誠ジェムなどの変換できないジェムで埋めてしまうと意味がほぼなくなってしまうので加減しましょう。
(正直普通に戦っていればこうなる前に決着はつきます)
相性のいいカードとしては緑単PWでジェム変換+マナフィールド効果を狙いつつドローができる「ひらめきの瞬間」ですね。コモンなので手に入りやすいのも◎。
ウォーロック・クラス
陰鬱で毎ターン相手を2or7点削り、Lv4でサーチとマナ付与のサポートです。
自前でライフを削れる黒PWのニクシリスやロルスと相性がいいですね。
陰鬱を発動させるためにクリーチャーをサクったり自滅させる必要があるため、ヴァンガードでサクリ能力を持っているニクシリスや、毎ターンバーサーカー持ちトークンを出せる群がる骸骨などが相性良好。
陰鬱は強化値を失っても発動するので「避けがたい最期」を毎ターン複数出る小型トークンに付けても面白そうですね。
ただ発動条件が陰鬱でターン終了時に1回という事と、本家と異なり失ったライフではなく出した数×2or7点ダメージなので個人評価は一番低いです。無理して使うより素直に強い能力持ちクリーチャーを召喚して殴った方が安定します。
半分でもいいので失ったライフに応じてダメージを与えるか、レベル5でターン終了時無条件発動とかだったらもうちょっと評価が高かったかも。
バーバリアン・クラス
本家だと運ゲーダイスを比較的有利に回せる良カードです。
ただ重ね出ししてもコストの割に恩恵が薄く、強いダイスの出目を狙うならヴァンガードのインザーヴァを使った方が楽なのでアンコモンのクラスでは二番目に個人評価が低いです。
AFRの赤神話レアであるデリーナでダイスの恒久強化を狙うなら相性良好。
槌のコスが赤ジェム1マッチで出せるのでそこも評価点です。
クレリック・クラス
マナコストがそこそこ多いですが、毎ターンライフゲインを底上げしつつ恒久バフを掛けれるのが偉いです。
レベル5の能力が地味に強力で、先頭指定ではなく「異なる3枚から1枚選んで」リアニメイト+ライフゲインするのでクリーチャーコンボを成立させやすくなります。
ただし毎ターン1回しかレベルが上がらないため動きは遅めです。個人評価は上からも下からも3番目。
ウィザード・クラス
青のアンコモン紹介でも出てきたカードですね。臨機2で呪文主体なら速攻でLvが上がる上に、ターン中の発動上限が無いマナ付与効果を持っています。
1枚だと1ドローで3マナ付与、思考の旋風と絡めたり2~3枚配置してドローすると創造の歌以上のマナを呪文に付与しながら回転し始めます。
コストは重めですが、現状ではアンコモンのクラスカードで個人評価No1。
相性のいいカードとしてはドロー効果を含む呪文ですね。
マナコストが重いカードが多いですが、軽量ドロースペルを挟めば速攻でマナが溜まります。ドロー効果を持たない呪文も絡めて使うなら思考の旋風も相性が良いですね。
注意点として「引く」ではなく「持ってくる(取ってくる)」だとマナ付与の効果が発動しません。テレパスの才能を愛用している方は注意。
PWのデッキ枚数制限にもよりますが、デッキの大半を呪文にするとガン回りするのでフィニッシャーは実験的過負荷が良いでしょう。
クリーチャーを採用するなら嵐翼の精体やスプライトのドラゴンがオススメですね。
今の環境だとクラスカードを複数展開しても破滅の根本原理で壊滅させられたり、準備前に創造ジェム変換で開幕有利を取られたりするので注意が必要です。
しかしそれらの厄介なカードがそろそろスタン落ちするため、今後輝いてくると予想しています。
特にドルイドクラスは才能の試験による妨害を受けない緑単ジェム変換なので、ブロック環境が変わると流行るかもしれません。
そうなると緑ノードで上陸ライフゲインの泥仕合になりそうですね…サポート破壊は積んでおきましょう。