最近一枚紹介と題して説明する事が多いので久々にコンボメインで
今回主題になるのはこのカード
《不気味なくぐつ師》
VOWの赤レアカードですね。13マナで4/3速攻持ち。
自分のクリーチャーが2体以上の場合、このカード以外の最初のクリーチャーに速攻を付与し、それとは別に任意で選択したクリーチャーの基本スタッツを4/3にします。
本家と違って3体以上で攻撃しても効果が発動
この能力とコンボを組めるPWが彼女
《アヴェルナスの大公、ザリエル》
彼女の詳細はリンク先の記事で説明していますが、第二能力がアホみたいな量のトークンを生成します。具体的にはD20の出目+5体なので6~25体ですね。
※1体生成した後にダイスの出目+4回分強化されるので結構ややこしいです
そしてこの大量の1/1デビルトークンの基本スタッツをくぐつ師の能力で4/3に変えるとどうなるのか。
こうなります(D17)
D16以上が出れば9割近いPWをOTK可能で、D17以上ならザリエルのパッシブと合わせてPW最高HPを誇るアングラスすら倒せます。なお確立
バフを考慮したD1~D20の平均ダメージとしては77点ですね。
ちなみに先日紹介した《錬金術師の計略》を組み合わせればD11以上がOTK確定ラインとなります。この時点で確率5割ですが、相手の体力が低いほど期待値が上がります。
ダイス出目によるダメージの目安は以下です。
くぐつ師とトークンの2枠のみで計算し、D16以上でパワーにバフが掛かる点を考慮
D1 :4+6×4=28点
D15:4+20×4=84点
~全体バフが掛かる出目のライン~
D16:(4+20)+(21×4+20)=128点
D20:(4+24)+(25×4+24)=152点
D1~D15は出目ごとにダメージが4ずつ上昇し、D16~D20は6ずつ上昇します
ダメージ量で上記の通りかなりのブレ幅がありますが
・必要パーツがレア1枚
・必要マナ13
・必要忠誠値12
・呪文やサポート不要
・速攻付与により事前のカード着地不要
と言う特徴から軽量コンボとしてはかなり優秀です。
似たようなトークン巨大化手段だと《ターナジール・クアンドリクス》が有名かつ採用率が高いですね。
くぐつ師はこのカードの廉価版のような効果ですが以下の点で差別化ができます。
・赤タッチで使用可能
・13マナというターナジールの三分の二のコスト
・速攻を付与可能(先頭指定あり)
特に最後が大きいですね。強化対象のトークンを場に出したターンで殴りに行けるので、速攻を持たないトークンでも数さえいればOTKが可能です。
赤だとゴブリンや束の間の精霊も大量展開しやすいトークンですね。
くぐつ師の速攻付与が先頭指定なので順番を意識する必要がありますが、ザリエルの第二能力でD16以上が出れば味方全てに速攻が付与されます。この場合バーサーカーも付与されることに注意。
一方でクアンドリクスはコストが高く速攻性は無いものの、4/3固定ではなく自身のスタッツ参照で変換+飛行/トランプル/勇敢/伝説持ちと言う点に加えてバフ2倍と言う能力持ちです。こちらの場合は森トークンを大量生成する《世界を彫る者、ファイラス》と良くセットで利用されますね。ターナジールをバフで強化すればトークンのスタッツが1000/1000を超えたりします。
ただしクアンドリクスは攻撃時にトークンを巨大化するため、召喚酔い時点では効果が使えず返しのターンで対策される場合があります。
そのためこのくぐつ師とデビルトークンのコンボの価値は無限コンボ同様に
成立した際の返し難さです。
相手がAIとは言え存分に分からん殺しを決めましょう。
なおクズ運兄貴にはお勧めできないコンボです(特大ブーメラン)
ランク戦で過信しないように