本家リリースから大体1ヶ月後に実装されるという事で、来週あたりにMTGPQ版の「イニストラード:真紅の契り」のカード情報が出てきそうですね。
その前に個人的にMIDのカードで使えそうなものについてコスト昇順でざっくり触れていこうと思います。今回はコモンから紹介。
《忘却の儀式》
3マナという超低コスト追放除去カード。
自クリーチャーが出ていないと使えないですが、それでも3マナ追放は強いしデッキコンセプトによってはクリーチャーを自滅させれるのも強み。
デメリットの差し迫った死も付与したターン終了時まで対象が死なない点がポイント。
《消えゆく希望》
青の代名詞でもあるバウンス呪文の超軽量版。たった4マナで遅延手段が取れるので色々悪さができます。他のバウンスと異なりコストアップやドロー効果がありませんが、ETB持ちを除いて4マナで不利交換になるクリーチャーは居ないでしょう。
対象のマナコストが9以下ならライブラリーに戻すので実質破壊効果になるのもグッド。
《火遊び》
打点は少ないものの赤では貴重なサーチ付きの軽量バーンです。
赤資材が少ない場合のデッキ圧縮や発生源ダメージの起点に使うなど、コモンとはいえ割と用途があると思います。
《炎の媒介者/炎の具象化》
5マナ2/2の時点で割と優秀ですが、何気に裏面の性能がヤバイコモンカードです。
赤変換土地やジェム破壊などの起動ジェムを割る手段を確保した上で赤の軽量バーン呪文や能力ダメージで相手を殴っていれば毎ターン最大2枚までサーチしたカードを踏み倒すぶっ壊れクリーチャーへと変貌します。レベルを上げない場合は墓地肥やしにも使えますね。
LvUPの条件が赤発生源指定ということに注意(カロラスと邪魔者コンボで爆速LvUPしたので気づいてなかった…)
起動ジェムを毎ターン割る《訓練場》や発生源からのダメージを増やしてガンガンレベルを上げれるレム・カロラスと相性抜群です。こいつをコンセプトにしたデッキを作っても良いレベル。
《聖戦士の召集》
7マナでディフェンダーと毎ターントークン生成を付与するエンチャント呪文です。
エンチャント対象のクリーチャーが必要になるものの効果が優秀ですね。
ダメージ軽減持ちにディフェンダーを付けたり、人間・リーダー持ちに付与して毎ターン自己強化、生け贄用トークンの生成など活用の幅が広そうです。
《冬茨の祝福》
バフはおまけで、重要なのは対象を選択できる無効化呪文という事。
《竜亀》や《抑制する戒め》などと組み合わせれば2体まで無効化。
《こだまの魔道士》で最大3回コピー+マナ付与すれば呪禁や護法を持っていない限り毎ターン相手の盤面をすべて無効化できます。
埋没が付いているので墓地から活用しやすいのもポイントですね。
《熱錬金術師》
《ウィザード・クラス》を主軸にした呪文ループデッキの希望の星です。ディフェンダー持ちなので返しで倒されないように工夫して使いましょう。
《貪欲な食欲》
MID実装と同時に仕様変更された吸血鬼トークンを生成する呪文です。
差し迫った死による自滅と速攻/絆魂/トランプル、埋没をどう活かすかが肝になります。
同じコストで1/1人間トークン2体しか出せない《踊りへの参加》は見習ってどうぞ
《不自然な月の出》
強制的に環境を夜に変える呪文です。狼男デッキで夜じゃないと打点が出せない場合に採用すると良いでしょう。
ただセレスタスを持っているならそちらの方が恒久的に昼夜を操作できるので便利です。赤故にモックスでブースト可能+埋没持ち呪文であることを活かしましょう。
《蟻の隆盛》
10マナで6/6生成+4点回復のコモンにしては優秀な呪文です。
呪文ループデッキに採用したり埋没デッキに雑に差し込める良性能。
《信仰の繕い》
10マナ2点回復2捨て2ドローと一見使い勝手は悪いですが、手札が枯渇しがちなデッキにとっては実質2点回復2ドローですし、手札切れをなくしつつ墓地肥やししたい場合にも使える呪文です。
埋没持ちなので墓地でマナを蓄積させていざという時の手札補充やマナ吸収源にする使い方もできますね。
《決闘策の教練者》
10マナ3/3の平凡スタッツですが、地味に珍しい対象選択で二段攻撃を付与できるクリーチャーです。人間・兵士なので各種シナジーも期待できます。
集会の発動が必要だったり一部の二段攻撃付与手段の下位互換だったりしますが、コモンの二段攻撃付与と言うだけで価値があると思います。
《継ぎ接ぎ死体》
腐乱ゾンビから差し迫った死を除去したり、1/1の大量トークンを2/2威迫持ちに変えるなど、タイミングを選ぶものの強力な性能です。
速攻性がない割に埋没含めてコストが若干高いのがネックですね。
青カードなのでコントロールを奪った対象をサクったりするのにも使えます。
《戦墓の再誕》
対象をサーチできるリアニメイト呪文です。先頭指定じゃないのは珍しい。
16マナとクッソ高いコストなので通常使用は難しいですが、埋没主体のデッキだと墓地肥やしやマナ付与手段が多いので割と唱えることが出来ます。
ここで紹介されていなくても状況やデッキによっては使えそうなのがいくつかありますが、個人的に採用する可能性があるのはこの辺りですね。
次回はアンコモンについて触れていこうと思います。