今日の一枚はこちら
新緑の熟達
STXの11マナ緑神話レア呪文です。
増強付きでライブラリから異なる土地を最大3枚サーチし、手札の土地の最大マナコスト分だけ緑ジェム変換を行います。デメリットとして増強数が2以下の場合、サーチした土地から最大2枚が相手の手札に最大マナでコピーされます。
スタンダードで使えるデメリット付きの疑似「約束の刻」みたいな感じですね。
ただデメリットがあるにしろスタンダード環境では強力な呪文です。というのも
・土地を1枚だけ採用しているデッキならデメリットはそこまで目立たない
・11マナで土地を確定サーチ+12マナの土地を採用していれば緑ジェム12個変換
・相手の不利色変換の土地を押し付けれる
・大量ジェムマッチ+連鎖によって忠誠値を稼げる
・上陸/地形成を比較的容易に満たせる
・緑ジェム変換+緑ジェムマッチの回数条件達成を狙える
と言った特徴があるからです。特に1つ目の要素が強く、こちら側はサーチした土地のコストを超えるマナブーストが見込めるのに相手は最大マナの土地1枚のみしか恩恵がありません。さらに相手の手札が6枚なら実質デメリット無しで使えます。
採用候補の土地はスタン環境で一番多い12マナ域を採用したいですね。例えば下記
アリクスメテスは強力な土地ですが、青緑のマナボーナスが弱いPWに渡せばほぼメリットしかありません。世界樹は緑のボーナスが弱めのPWに有効です。
低レア帯ならこの辺りの単色変換土地で相手の不利色に変換するのもありです。
重ね置きでシールドを強化すれば破壊誘発効果も比較的無視できます。
サーチした土地のマナコストはジェム変換でおおよそ黒字回収できるので、土地を設置しつつマナブーストとしても使っていけます。後は上記の通り相性が良い地形成や上陸カードと合わせて使っていきたいカードですね。
デメリットのイメージが先行していて余り使ってこなかったのですが、実際使ってみるとかなり強かったです。一部のジェム変換呪文と違って緑単色に変えれるため多色PWでも採用できるのが本当に偉い。今後緑タッチのデッキへ積極的に採用するかもしれません。