高確率レアのオファーパックが全然来ないので、セール時に買い込んでいたクリスタルを使ってMIDプレミアムパックを10回剥きました。
結果として念願のカードが手に入ったので紹介。
穢れた敵対者
真夜中の狩り(MID)で追加された神話レアの黒ゾンビクリーチャーです。
6マナ2/3接死持ちの典型的な軽量クリーチャーですが、こいつの能力がMIDでも随一ぶっ壊れています。
その前に関連ギミックの「腐乱」と「差し迫った死」についておさらい。
「腐乱したゾンビ」はMIDから追加された「腐乱」をもつゾンビトークンです。
攻撃不能付きですが、戦闘開始時に選択肢で攻撃可能にするかどうかを選べます。
選択肢で攻撃を選んだ場合は恒久的に攻撃不能の能力を失う代わりに「差し迫った死」を獲得します。
この「差し迫った死」は自分と相手のターン終了時に強化値を1つずつ失います。
10/10の状態で「差し迫った死」を得ると、次の自ターン開始時に6/6ですね。
では話を戻して穢れた敵対者の能力をもう一度見てください。
「場に出た際にマナを吸収してレベルアップ」
「吸収した場合、現在のレベルの2倍の数だけ腐乱したゾンビトークンを生成する」
・・・何か忘れていませんか?
そう、トークン生成後にレベルが1に戻りません。
ターン終了時にレベル1に戻る「星山脈の業火」から怨嗟の声が聞こえてきそうですね。
そのため場に出る度に1マナでも吸収させればレベルを引き継いだ状態でゾンビトークンをガンガン生成できます。
その結果どうなるのか・・・
ワンパンで倒せば弱体化なんて関係ねーんだよォ!
実際ここまで召喚を重ねるとゲームが重くなります。200/200程度で止めるのが無難でしょう。
余談ですがスタッツは10桁まで処理可能で、オーバーフローすると0/0になって死亡します。
(恐らくint型の最大値である2147483647が限界と思われます)
閑話休題。
素出しでも1マナ吸収毎に2/2×2体=4点クロックを生成できるのがおかしいですね。
本体が6マナという事もあって、適当に連鎖するだけで1~3ターン目に20/20以上のトークンを生み出すバケモノ製造機です。Lv1+24マナ吸わせれば100/100が完成。
トークンにとって天敵だった「スコフォスの迷宮」や高火力クリーチャーの自滅を誘う「無作法な挑発者」がスタン落ちしたのも追い風になっています。
PWで滅茶苦茶相性がいいのが居ますが、長くなるので後日別記事にて紹介。
では相性の良いカード群です。
手札に大量のマナ供給するカードが候補に挙がります。馴染みの顔ぶれなので割愛。
サポートだと下記。各種モックスも相性が良いですね。
先日紹介したグリセルブランドの仮面もドローとマナ付与面でかなり優秀。高パワークリーチャーをサクればワンパン火力のトークンを呼べる手札+マナが手に入ります。
MIDで追加された土地もドローソースが豊富なデッキならマナ供給手段として〇。手札6枚で土地→敵対者の順番で出せば残り4枚の手札からマナを吸収して40体以上のトークンが生成可能です。
1マナ吸収させるだけでも発動するので、強化で再発動させるならMIDの青アンコモン監視の呪いも良さげです。軽量かつドローで敵対者を引いたり、1マナ余ったカードを最後列に回して敵対者召喚にジェムマッチのマナを充てることが可能。
墓地からもマナを吸収できるため、降霊や埋没持ちのカードも良さげです。
埋没だと「無限性の支配」や「アーチフィーンド・アスモデウス」も面白いですね。
また「テレパスの才能」や後述の「悪魔の教示者」はサーチとマナ付与を兼ねるため、高確率で最大マナ状態の穢れた敵対者を引いてこれます。
新しく追加された黒PMAの「堕落」も悪くありません。
実質埋没を付与する効果が付いた墓地ジェムです。相手も埋没持ちの場合は注意
マナ吸収以外で個人的に相性が良いのはこの2体。
玻璃池のミミックは後出しでゾンビトークンのスタッツをコピー可能。
滅びし者の勇者は先出ししておけばゾンビ展開後にデカいスタッツで殴り始めてくれます。バフの処理時間がクッソ長くなることに注意
海外兄貴のイチ推しは「無謀な嵐探し」
呪文と違って先置き出来る速攻付与手段なので、マナ吸収を回避しつつゾンビトークンに速攻を付与して対策前に即死攻撃を仕掛けれます。
使えるのが赤黒PWという事で海外勢にはボーラス様が人気な模様。
汎用性が高すぎて挙げていくとキリがないですね。自制しましょう。
個人的にはマストで入手すべきMIDの神話レアです。大量展開しても戦闘条件達成まで腐乱ゾンビに「待て」ができるので、黒デッキへ雑に採用して良いと思います。
実際カードが出回りきってない現状でも結構見かけています。