今日の一枚はこちら
銀炎の従者
ELDの4マナ2/1人間兵士クリーチャーです。普通のコモンですね。
しかしこいつの裏面(出来事)の性能がイカれています。ここからが本題
即応態勢
銀炎の従者の裏面である出来事カードです。効果の内容は
クリーチャー1体を対象として+4/+4修正し、有効化する。
・・・ん?
お気づきでしょうか。
本家MTGではターン終了時までのバフとアンタップ効果のこの出来事ですが、MTGPQでは「ターン終了時まで」という内容が抜けています。
つまり4マナで使える恒久+4/+4バフに無効化無視が付いています。つよい
実は過去記事でさらっと触れています
どれ位強いかというと、基本的に同じ効果の恒久バフを使おうとすると7マナ+3/+3の豊穣の碑文や、9マナ+6/+6デメリット付きの差し迫った破滅など即応態勢の2倍近いマナや条件を必要とします。
そのためクリーチャーのスタッツを強化するだけならコスパがかなり良い呪文と言えるでしょう。
では相性のいいカードを紹介。
対象のパワーを恒久的に+4する事から、低コストかつ二段攻撃を持つ/付与するクリーチャーとの相性が良好です。
特にコーの刃使いは「レア/アンコモン以下で勝利」で活用でき、合計11マナで6/6二段攻撃というアンコモンとコモンの組み合わせとは思えない性能になります。
忠実な軍用犬に使えば9/7で、先制や飛行を持たないタフネス9以下を一方的にブロックできます。欠点であるタフネスの低さも解消して6点火力すら耐えます。
ヴェロマカス・ロアホールドに使えば12/12となり、呪文をサーチしつつ12マナまで踏み倒せます。警戒能力も活かすことができますね。
素の火力が低いトスキにバフをすれば攻撃毎に1ドロー5マナ付与で爆アドです。
AFRで追加された要素である集団戦術持ちとも相性が良いでしょう。
欠点としては出来事呪文のため、手札に持ってきたあと裏面にする必要があるという事です。そのため創造の歌などのループコンボでは使いづらく、呪文サーチで持って来ることもできません。
また出来事を使った後は表面のクリーチャーとして手札に戻ってくるため、場合によっては手札を圧迫します。適度に追放しましょう。
とは言え「出来事持ちカードをX回使う」「呪文をX回唱える」「Xマナ以下のクリーチャーをN回唱える」の戦闘条件を達成するのに便利なカードです。
コモンなのでELDのイベントでパックを剥けばいつの間にか手に入っているでしょう。
良い性能なのですが、もうすぐスタン落ちしてしまうのが惜しいですね。