今日の一枚紹介です。
オーカー・ジェリー
トランプルバーサーカー持ち4マナ1/1の超軽量かつクッソ貧弱なクリーチャー。
(実際は貯蔵マナの関係で4マナきっかりでは出せません)
本家では基本スタッツが0/0で召喚時にXマナ払った分+1/+1、倒す度に+1/+1カウンターが2個以上なら半分切り捨てのカウンターが乗ったコピートークンが場に戻ります。つまり1/1の状態で倒せば完全に破壊できます。
MTGPQでは貯蔵マナの半分バフ状態で召喚。倒されるとコピーが場に戻った上で死ぬ直前のタフネス半分切り捨てのバフがかかります。(ここ地味に重要。バフも加味されます)
MTGPQ版のこいつの基本スタッツをもう一度よく見てください。
1/1
つまりMTGPQでは場に戻っても0/0にならないため、追放かバウンスしない限り文字通り不死身の体を手に入れてしまいました。とても悪さが出来そうですね。
場に戻るコピーは本家/MTGアリーナだと変容効果が乗った状態なのに対して、MTGPQではエンチャント効果だけではなく変容効果も消えた状態で場に戻って半減補正が乗ります。
なんでそこは本家と仕様を合わせなかったんだ…
何度でも復活するのでサクリ系の呪文や効果と相性がいいですね。
特に焦熱の結末は1マナかつオーカージェリーの位置に関係なく対象に取れるので使い勝手が良さそうです。ブロック制限のないオリジンのカードというのもポイント。
他にもAFRのヴァンガード・ニクシリスで毎ターン生贄に捧げるのも面白そうです。
基本パワーが1なので元の効果は薄いですが、死亡時誘発効果を安定して毎ターン発動させることができます。自クリーチャー破壊の条件達成にもいいですね。
後はバーサーカーとトランプルを活かして接死持ち突撃も面白そうです。
ヴォーパル・ソードは接死を付与する装備品なので、エンチャントと違ってオーカージェリーが相討ちしても先頭で戻ってくれば再利用できます。トランプルで忠誠UPが発動しやすいのもポイント。
死亡時誘発や生贄とマッチしているので全体的に黒と相性がいいカードだと思います。
そしてこのカードは破壊された時点で戦場に戻ってくるため、相手のターンで除去された場合は次の自分のターンで攻撃に移ることができます。
装備品などで強化すれば無敵のアタッカーになりそうですね。試したところ内容が長くなったので後日デッキ紹介としてまとめます。
ちなみにスタン環境で同じように破壊しても戻ってくる動きをするのが先日のデッキ紹介でも触れた「偏執的な縫い師」です。
こちらは以下の特徴や使い勝手の面で差異があります。
・M21なので次のサイクルでスタン落ち
・コストが10で青黒（オーカーはコスト4+貯蔵マナで緑単）
・ループを回すために墓地に1枚落ちている必要あり。別クリーチャーも蘇生可
・起動ジェムのドロー効果あり
・レアなので入手しやすい
今後新しく出て来るサクリ系のカードによっては無限コンボの軽量キーパーツになりそうです。運営にこいつの存在が気づかれないよう期待しましょう。
