TCGでは墓地からクリーチャーを直接場に戻すことを指します。
MTGPQでは8～10マナ域のリアニメイト呪文が多いですね。
呪文の効果はクリーチャー1体だけを戻すものが大半かつ墓地の先頭指定のため、狙った対象を戻すならクリーチャーピン刺しデッキにするのが主流です。(偏見)
でもどうせなら狙ったクリーチャーを一度に複数場に戻したい…
そんなリアニメイト手段にうってつけのカードがこちら
偏執的な縫い師 死の国からの救出
偏執的な縫い師は死亡時に墓地の先頭4枚のクリーチャーから1枚選んで場に戻す効果。
死の国からの救出は自身のクリーチャー1体を破壊して墓地から最初の4枚中2枚のクリーチャーを場に戻します。
つまり死の国の救出で縫い師を生け贄にすれば3枚リアニメイトできます。
ちなみに偏執的な縫い師は自分以外の偏執的な縫い師が墓地に落ちていれば能力で場に出すことができます。
リアニメイト用の墓地肥やし手段は色々ありますが、以前青アンコモン編で紹介した「甘美な忘却」を採用しつつデッキを組んでみます。
こいつと死の国からの救出は墓地ジェム生成能力持ちなので埋没の相性良し。
そして墓地肥やしと言えばこちら。
湖に潜む者、エムリー 魔法の鏡
エムリーで墓地肥やしを加速させつつ、アーティファクトピン刺しの魔法の鏡を釣るコンボです。エムリーをリアニで釣ればワンチャン魔法の鏡もくっついてきてお得。
墓地に鏡が大量に落ちていれば低コストでエムリーを唱えることができます。
これでクリーチャーが2枠なので、フィニッシャーを採用したい所ですね。
青か黒のクリーチャーでETB(場に出た際の能力)が強力なクリーチャー…
最高工匠卿、ウルザ
先日紹介したPW、カーンの生みの親ですね。
場に出た際に下記の強力なサポートを生成する出し特おじいちゃんです。
今回は紹介対象外ですが、タッサや魅力的な王子で出し入れするのも強力ですね。
そして出来上がったデッキがこちら。
PWは「恐怖を彫る者、アショク」を採用します。
第一能力が墓地肥やし＋ドロー＋クリーチャーがライブラリーから墓地に落ちると相手に2点ダメのサポート生成というこのデッキにうってつけの能力を持っています。
青黒ノードで「ジェムをX個マッチ」「X枚以上引く」「墓地にX枚以上」の条件に使っていけるデッキです。
ウルザが居ない場合は雑に強い青黒クリーチャーを採用しましょう。
「イマースタームの捕食者」「撲滅の戦乙女」「死の飢えのタイタン、クロクサ」辺りがオススメです。
基本的な動きは墓地を肥やしつつエムリーや縫い師のコンボで盤面を整えていきます。ウルザを複数回出したり鏡をある程度強化すればドローやマナに困る事は無いでしょう。
特に冒頭の縫い師と死の国コンボでウルザを3体出せれば次のターンから鬼のような青ジェム変換ができます。
湖の水難も墓地肥やしとして使いますが、除去として構えるなら無効化を忘れずに。
不断の絆はライフゲイン枠で採用。墓地を確認してウルザかエムリーを出しましょう。
デッキの欠点は墓地追放やサポートごと破壊してくる全体除去に弱い事です。
対策として「才能の試験」を採用していますが、中々引けなかったりウルザの青ジェム変換で自壊することがあるため過信は禁物。
とはいえ青でもウィザードクラス＋創造の歌採用のデッキが増えているので才能の試験は入れた方が無難
相手が白緑変換の土地を採用していなければアショクの第三能力で無理やり持って来るのもありです。
採用しているカードの大半が次のサイクルでスタン落ちしてしまうため、今後リアニメイトデッキがどうなるか気になりますね。
