ソロゲーPWのMagic: Puzzle Quest雑記

マジックザギャザリング パズルクエスト(MTGPQ)の所感マシマシチラ裏雑記メモ。要望/感想/誤字脱字指摘歓迎です。

デッキ紹介(容赦ないギタクシアス)

今回はコンボ兼デッキ紹介です。
タイトルからお察しの通りキーカードはこちら。

 

《ジン=ギタクシアス》

以前の記事で「準無限コンボ(運が悪いと途切れるコンボ)ができる」と言いつつ詳細を言及していなかったのでこの機会に紹介。《ジン=ギタクシアス》の効果で出てくる英雄譚《大いなる合成》を使ってコンボを狙うデッキになります。
デッキリストを見る前に英雄譚の効果をおさらい。


第一章:6枚ドロー6マナずつ付与
第二章:ファイレクシアン以外のクリーチャーを全てバウンス
第三章:手札のカード全てに最大マナ付与&追放領域から《ジン=ギタクシアス》を戦場に戻す
15マナ吸収が必要とはいえ普通に強い。個別記事として紹介しても良いレベル。
続いてデッキリストに移ります。PWは「イゼット副長、ラル」を使用。


上4枚が固定採用枠。下6枚が準自由枠になります。必須パーツ以外は比較的安価。
まずはジン様以外の固定採用枠3枚の解説から。


《容赦ない潮流》
カード詠唱時に「増殖/増呪」を誘発するクソ強サポートです。英雄譚が第三章の時に「増殖」を行うと第三章が再度発動することを活かして無限コンボに持ち込みます。
以前は《胆液月の篭手》でも代用できましたが、1ターンの増殖4回制限のナーフを食らってしまい無限コンボに使えなくなりました


《一日のやり直し》
比較的安価でクラフトできるオリジンの青呪文代表。キーカードサーチの他、ジン様が吸収する15マナを安定して確保できる点が強み。
また無限コンボ中に手札が事故ったときスムーズに総入れ替えを行うことができます。

 


《ファイレクシア病の前触れ》
このデッキのフィニッシャー呪文。コモンだと侮ってはいけません。
《ファイレクシアの毒性》を生成した後、無限ループの「増呪」で毒の強化値を25まで増やして相手をワンパンします。

 

以上が必須カードですね。続いて準自由枠の紹介。必要な要素は以下
・低コストのドロー/サーチ効果付き呪文(4~6枚)
・追加入れ替え呪文(任意採用)
マナブースト呪文(任意採用)

今回マナブースト兼ジン様が無効化された際の自滅手段として《損切り》を採用していますが《容赦ない潮流》をジェムマッチで自壊させる可能性があるため低コストのドロー呪文でも良いです。

それではどんな風に回るか実践。

まず盤面に《ジン=ギタクシアス》と《容赦ない潮流》を設置。そのあとジェムマッチを行うか《一日のやり直し》詠唱で吸収用の15マナを手札に確保しておきます。


次のターン開始時に15マナ吸収で《大いなる合成》が展開。ここから容赦ない潮流の「増殖」を2回発動させて英雄譚の第三章まで持っていきます。


低コスト呪文を多めに採用したり、15マナ吸収を5枚以下の手札で実施して第一章の効果で6マナ付与の呪文を確保、ラルの第一能力でマナ付与呪文を持ってくると言った工夫をすれば1ターン中に2枚唱えやすいですね。
英雄譚と潮流が除去されたりしなければ普通に第三章までターンを飛ばしても良いです


呪文を2枚詠唱して《大いなる合成》の第三章が発動。
手札の全てのカードに最大マナが付与され、戦場に《ジン=ギタクシアス》が戻ってきます。ジン様は呪文orサポート詠唱のたびに1枚ドロー+3マナ付与という効果を持っているためこれ以降カード詠唱のたびに手札と最大マナが補充され続けます。
クリーチャー比重を多くしすぎるとドローソースを加味しても止まることがあるため改変の際は注意

ある程度ループを回した後に処理を中断させるとこんな感じ。
毒性の強化値が25以上なので相手のターン開始時に確殺ダメージが入って勝利。

打点をバーン呪文に頼らないので対象選択の操作がなく意外とサクサクです。
私は安定性重視でマナ付与サーチ呪文の《テレパスの才能》を採用していますが、手動操作を減らしたいならただのドロー呪文でOK。

 

このコンボの欠点は《ジン=ギタクシアス》や《容赦ない潮流》を返しで破壊されることです。あとはハンデスやマナ吸収にも注意ですね。発動に比較的マナがかかるので軽量除去などで有利交換/妨害されると結構きつい状態になります。

とは言え一度起動すれば毒性によって問答無用で勝てるので中々面白いデッキです。
このコンボの派生形で高コストカードをガンガン回すデッキも十分ありだと思います。

神話レアのジン様はともかくMasterpieceの《容赦ない潮流》の入手がネックですが、それ以外は比較的入手が容易なカードで組んでいるのでぜひ使ってみて下さい。