今日の一枚紹介はこちら
《まどろむ砦番》
WOEで追加された白のコモンクリーチャー。4マナ1/1で人間/騎士のタイプ持ち。
「エンチャントが自コントロール下で戦場かボードに出たとき各エンチャント1つに付きターン終了時まで+1/+1修正を受ける」という効果を持ちます。太字の意味は後述
つまり戦場にエンチャントが複数出ている状態、かつ1ターンに複数展開できればガンガンバフを得ることができるカードと言えます。
そんな効果と相性が良いPWがこちら
おなじみ「激励の指導力、アジャニ」です。
彼の第一能力はエンチャントサポートである《アジャニの指導力》トークンを戦場に4つ展開するため、下記画像のように+1→+2→+3→+4で一気に+10/+10のバフを稼ぐことが出来ます。
バフ効果がターン終了時までとは言えたった4コストで召喚できるクリーチャーとしてはこの時点でも結構強いですね。
さらに戦場に出ているエンチャントの数もバフに加算されるため、既に5つエンチャントが出ている場合に使えば+6→+7→+8→+9で合計+30のバフを得ることも出来ます。
また複数展開できるという意味では拒否ジェムと関連している《時間の泡》トークンとも相性が良好。元々白青は便利なエンチャントカードが多いので活躍が見込めます。
・・・とまあ前置きはここまでにしておいて実はここからが本題
冒頭に太字で書いたこのカード効果の誘発条件ですが、現在バグっていて
「味方が戦場に出た際にも効果が発動します」
実際に見てみましょう。
戦場に《まどろむ砦番》を召喚している状態で、エンチャントをアジャニの能力込みで7つほど展開。そしてこの状態でトークンを大量に召喚すると・・・
はい。一気にスタッツが爆増してOTK火力になりました。
アジャニの第一能力使用後のスタッツを撮り忘れたのですが、そこに加えてトークン28体生成でおおよそ190近くバフが掛かっているはず。
ただし誘発条件がクリーチャー召喚込みとは言え複数のエンチャントが出ていなければバフは微々たる量
という訳で現状バグっているこのカードと相性が良いのは「戦闘前にトークンクリーチャーを複数召喚するエンチャントサポート」という事になります。
代表格は今回検証でも使ったこの2枚。VOWの《神性なる憑依》と《大衆蜂起》ですね。特に《大衆蜂起》は《まどろむ砦番》の攻撃前にトークンを生成できればかなりのバフ量を得られます。《神性なる憑依》は元々課金カードですが現在は通常パックからも出るしクラフトも可能。コストも程々で警戒付与効果もあるのでこういう悪いコンボデッキでは地味に役立ちます。
もちろん事前にエンチャントサポートを複数展開できていればサポートでなくとも複数トークンを生成する効果や呪文とも組み合わせれますね。
総じて上手く使えばターン終了時までのバフでもかなりの火力を持つクリーチャーです。バグがなくてもエンチャントで固めたアジャニデッキなら下手なレアよりも活躍してくれるでしょう。
