ソロゲーPWのMagic: Puzzle Quest雑記

マジックザギャザリング パズルクエスト(MTGPQ)の所感マシマシチラ裏雑記メモ。要望/感想/誤字脱字指摘歓迎です。

ファイレクシアの毒性に関する仕様

本日のお題はONEから実装された《ファイレクシアの毒性》の仕様です。
この毒サポートは各種効果や「毒性」の効果を持つクリーチャーで相手プレイヤーにダメージを与えると「相手のコントロール下」で生成され、さらに「増呪」によって強化値が増えます。

そして《ファイレクシアの毒性》は強化値が20以上(実質21個生成)の場合、これをコントロールしているプレイヤーのターン開始時に致死量のダメージを与える効果が発生します。実質的に発動したら敗北ですね。
「ライフをすべて失う」と書いていますが、MTGPQのガバガバ仕様だと「プレイヤーへのダメージ軽減」で回避できそうな気がします

基本的に毒性値の高いクリーチャー&二段攻撃で殴るのがベターですが、総じて毒性持ちのクリーチャーはコストが高い傾向にあるので《ファイレクシアン・ダニ》トークンの使用も一考の余地があります。

また毒性値は加算処理が出来ない点にも注意です。例えば毒性1持ちに毒性2を付与した場合、加算で毒性3にはならず数値が高い方の毒性2が適用される感じですね。

 

ぶっちゃけここまではカードの効果を見ればいい内容です。では隠れた仕様に関して触れていきましょう。

この《ファイレクシアの毒性》ですが「生成された側がサポートカードを唱えた」扱いとなります。過去に《時間と泡》で発生&修正された問題の逆Verですね。
「だから何だよ。詠唱扱いになるのは相手じゃん」と言われそうなこの仕様ですが、これを悪用できるカードが黒のスタンダードに存在します。

《痛ましい苦境》

過去記事で紹介したエンチャントサポートですね。
このカードの効果は「相手がカードを唱えた時」ですが、上述の仕様により「相手の場に《ファイレクシアの毒性》が生成された時」にも発動します。
その結果…

適当に相手の場に《ファイレクシアの毒性》を生成するだけで連続で大ダメージを出すことが可能に。《痛ましい苦境》は相手がハンデス出来なければダメージ(シールド)が増えていくため、クリーチャー打点を含めなくても《痛ましい苦境》を出してから毒が15個生成された時点でPW最大HPの135ダメージを合算で与えることが出来ます。

普通に毒性を溜めるだけなら21個生成されるまで時間がかかりますが、この手法なら攻撃と合わせてより早い段階で致死ダメージを与えられます。しかもハンデスも発動するため相手視点だとかなり厄介な組み合わせ。

(2023/05/10追記)
修正され、毒性の生成で《痛ましい苦境》が誘発しなくなりました。

 

一方で注意点として相手の盤面に《墓所の守護者》の様な「サポート/カードを詠唱したとき」に効果を発動するカードが出ているとかなりの回数を誘発してしまいます。

出来るだけ除去で相手の盤面を掃除してから毒性を増やすようにしましょう。