スタンダード環境で割と使い勝手のいいアンコモンを紹介していきます。
今回は黒のアンコモンです。(多色で紹介済みのものは割愛)
では相変わらずオリジンからトップバッター
荒廃唱え
以前に「年老いた骨齧り」とのコンボで追記紹介したサポートです。
シールドが6の軽量サポートで、サポートが戦場に出るとターン終了時まで先頭に-2/-2でバフ付与。
サポートであればトークンでもいいという所がミソで、金(宝物)、食物、予顕といった1ターンに複数配置しやすいトークンでも効果が発動します。
低コスト高シールド値で壊されにくく、設置すれば適度にデバフをばらまけるため「サポートをX回唱える」を黒で実施するなら採用の余地ありです。
対象は先頭固定ですが、逆を言えばプロテクションや護法を無視できます。またデバフのためダメージ軽減も通用しません。
デバフがターン終了時までという事と、複数サポートを配置しないと大きい効果が得られないことに注意。
不気味舞い
9マナ4/4絆魂に接死か威迫を付与できます。
特筆すべき能力はないものの、黒の中ではアンコモンながら使い勝手の良いスタッツのクリーチャーです。何より絆魂が偉い。
「10コスト以下で勝利」「アンコモン以下で勝利」「ライフをX点得る」を黒ノードで達成する際のメインクリーチャー枠として出番が期待できます。
狩り立てられた悪夢
10マナ5/6威迫持ちで、出た際に相手のクリーチャーに接死が付きます。
とは言ってもMTGPQは一部例外を除いてディフェンダー、警戒、到達が付いていないとブロックできないため本家よりデメリットはありません。
また威迫で2体以上でないとブロックできないため、こいつで攻めるならほぼデメリットも無視できます。
ただし赤や緑はバーサーカー持ちが多いので、出すタイミングには注意しましょう。
スタッツは中々優秀なので黒のクリーチャーが少ない間は採用しやすいでしょう。
死住まいの呼び声
マナコスト10以下を2体戦場に出して接死と威迫を付与する優秀なリアニメイト呪文です。
先述の2枚とも相性がいいですし、低コストのバーサーカー持ちを蘇生して接死付きで突撃させることもできます。「誓いを立てた騎士」も相性がいいですね。
また、EBT(戦場に出た際に発動)能力が付いた低コストカードとコンボが作りやすいカードでもあります。
別途記事で書こうと思いますが、青神話レアの「海門の嵐呼び」とコンボができます。
悪い取引
11マナで2ドロー2ハンデス2点ダメ。先頭のカードを捨てれないのが微妙ですが、相手を妨害しつつ黒では貴重な自傷無しドローができるカードです。
黒は確定除去が強みなので、このカードで除去を引いてくればハンデスも相まってアドを取りやすくなります。
黒に強いカードがない場合にデッキ圧縮枠として採用するといいでしょう。
杯に毒
予顕付きの確定除去呪文です。基本的に雑に予顕して使います。
予顕デッキでなくても雑に採用できるカードですね。
ちなみに予顕サポートを自動で割れる「フェイに呪われた王、コルヴォルド」と相性が抜群です。
古き神々への拘束
貴重な即出し確定除去サポートの英雄譚です。除去の少ない緑の救世主ですね。
クリーチャーが居ない時にサポート除去として機能するのもポイント。
Ⅱの効果で土地を無償で確定サーチして戦場に出せるのも強みで、性能的には神話レアクラスのアドの塊です。
とりあえず緑デッキで雑に採用してもいいカード筆頭。
英雄譚共通の注意点ですが、重ね置きで出すと英雄譚の番号が進むのではなく同じ番号の効果が再発動するので必要時以外は無効化しておきましょう。
害獣の世話
クリーチャーを生け贄にして、その基本パワー分の邪魔者トークンをばらまきます。
「自分のクリーチャーX体破壊」を達成しつつ相手もそこそこ早く倒したい時に便利です。達成前にうっかり相手を倒してしまう場合は別のカードを推奨。
基本パワーが高いけど条件を満たすまで攻撃できないといったデメリットを持つクリーチャーを対象にするのが基本運用になります。
「血の儀式の司祭」と相性がかなり良く、5/5デーモン・トークンを残しつつ罠ジェムがデメリットとなる本体を除去して邪魔者6体(=12点クロック)をばら撒くことができます。
メインで使う除去呪文はコモンやレアが多いので、黒のアンコモンはアドバンテージを稼ぐカードが多い印象です。
他にもお勧めがあればコメントなどで教えて頂ければと思います。
今回は以上です。