ソロゲーPWのMagic: Puzzle Quest雑記

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今日の一枚(痛ましい苦境)

今日の一枚紹介はこちら

 

《痛ましい苦境》

BROの黒レアエンチャントサポート。11マナでシールドは2ですね。
効果は相手がカードを詠唱する度にハンデスor自分を強化してシールド2を獲得、その後シールド値分のバーンダメージを与えます。

例えば上記画像まで育っていると相手が何か唱える度に20点ダメージ。しかもハンデスによる行動阻害か強化によるダメージ増加つきで、使われたら早々に破壊しないとかなり痛手を喰らいます。シールドサポートは2ですがカード詠唱時に強化されるため、よほどのことが無い限りジェムマッチによる破壊を狙うのは難しいです。

効果が画像映えしないのでイマイチ強さを伝えづらいのですが、実際に使ってみると打点としてはかなり凶悪な性能をしているサポートです。例えば相手がサポート破壊を積んでいないデッキだとこのカードを出した後に適当に除去を使っているだけで勝てます。

相手が土地などを使って1ターン中に複数枚のカードを唱える構築だと一気に育ちますね
その性質上、特に《全知》《ウィザード・クラス》《失われた業の巫師》の他にジェム変換呪文を使ったループデッキにぶっ刺さる性能をしています。《全知》相手に使った事が無いので0マナカードがハンデスか強化どちらの処理になるか不明ですが、他のデッキはハンデスでループが止まるかループが継続して相手に連続バーンが飛んで試合終了です。ループデッキはカード1枚詠唱あたりのダメージが高くないので基本的に打点負けすることはありません。そのため《才能の試験》や《乱動する渦》以上に無限ループデッキ殺しの性能をしています。

 

苦手な相手は詠唱ではなく踏み倒し効果を多用したり、詠唱数が少なく打点の高いファッティや能力によるトークン生成を使ってくる相手。他にはサポート除去手段が多い相手ですね。
また相手デッキの足が遅いと打点としてはイマイチで、逆にガン回りするタイプの相手だと目標達成前に相手をバーンで焼き切る可能性があるのでランク戦に持ち込むには極端な性能です。ぶっちゃけ欠点がそれ位しかない

とは言え相手の詠唱数に応じて効果が発揮される性能なのでハンデスなどで妨害しない限り基本的にどんなデッキに入れても腐る事はほぼ無いでしょう。

では相性のいいカードを見ていきましょう。

 

《やり過ぎ》

相手のカード詠唱を促す呪文。こちらの盤面にもある程度カードが展開されていれば《痛ましい苦境》を展開/強化しつつ相手にバーンを与えれます。
サポート破壊手段が相手の手元に来た場合は戦術が崩壊する点に注意。

 

《目覚ましい修復術》

墓地が肥えていればある程度強化した状態の《痛ましい苦境》を展開できます。
コストは重いですが、サポート除去が1枚程度のデッキ相手なら強気に出れるのが評価ポイント。

 

《魚の餌になる》《シガルダの拘禁》

毎度おなじみ盤面ロック呪文。
これで相手クリーチャーを無効化すればバーン効果主体のデッキでない限り相手の勝ち筋はほぼ皆無です。
これらを併用するメリットはデッキの火力を《痛ましい苦境》に集約して他のリソースをドローとマナゲイン手段に回せることですね。クリーチャー詠唱回数を抑制したり、相手に自クリーチャーを倒されずに勝ちたい場合にも有効な構成です。
万全を期すならVGやサポート除去カードも採用しておきましょう

 

《消えゆく希望》《分散》

超軽量のバウンス呪文。基本的に《消えゆく希望》が《分散》の上位互換なのですが、《分散》は6マナをわざと与えて再詠唱を早めるという特徴があります。

 

総じて言えばかなり優秀かつ厄介な黒サポートです。
単品で機能するためデッキアーキタイプに関わらず採用できるのも強いですね。
まだ環境では流行っていないですが、個人的に黒タッチPWを相手にした場合《穢れた敵対者》と同じくらい警戒すべきカードだと思っています。