今日の一枚紹介はこちら
《ファイレクシアへの門》
BROで追加された神話レアのアーティファクトサポート。シールド値は3。
マナコストは28とスタンダードでは最高値です。
しかし効果はコスト相応に強力で、ボードに出た際に相手クリーチャー全員へ差し迫った死を付与。実質呪禁を貫通する全体除去効果と言えます。
更に毎ターン自分か相手の墓地から4体中1体を無償でリアニメイトしてファイレクシアンのタイプを付与。
正直展開できればクソ強いです
毎ターン相手の強化値を削って除去する「差し迫った死」の付与と墓地リアニメイトでセルフシナジーを持っているのでリアニメイト効果が腐ることもないですね。しかもリアニメイトは毎ターン発動するのでこのカードが存在する限り爆アド。さらに言えば埋没持ちクリーチャーや《信仰縛りの審判官》などの墓地発動効果を封じれます。
課題としてはやはり28マナという超高コストです。無色カードなので5色モックスで踏み倒せないためそれ以外の踏み倒し手段やマナブーストを考える必要があります。
それらを踏まえて相性の良いカードを見ていきましょう。
《老いざる革新者、ジョイラ》
レアなので比較的入手しやすいアーティファクト専用のマナブーストサポート。
マナフィールドの3回目からは20マナ近く入手できるので踏み倒しが現実的になります。
《目覚ましい修復術》《報復招来》
墓地から《ファイレクシアへの門》を戦場に出せる呪文。
《報復招来》の方が使い勝手は良いですが、《目覚ましい修復術》は十分に墓地が肥えていれば盤面展開力が圧倒的です。
白タッチで能力によって墓地を肥やせるダッコンと相性が良いでしょう。
《現実への係留》
アーティファクトサポートをランダムで生け贄にしてライブラリーのアーティファクトを選択して踏み倒せる呪文。注意点は手札で無効化していないと勝手に詠唱されてアーティファクトを破壊した上で効果を使うかどうかの選択肢が出る事です。
癖が強いかと思いきやトークンを破壊しても発動するし、アーティファクトクリーチャーも踏み倒せるので以外と使い勝手が良くて便利でした。
《ファイレクシアへの門》が生贄になっても再展開⇒相手に差し迫った死を付与できるので大きなデメリットにはなりません。
《現実チップ》
盤面に味方が3体並んで《現実チップ》がクリーチャー化していない場合、PW攻撃時に10マナ吸収することでサーチしたカードへ最大マナを与えるサポート。
個人的に換装付きのカードは使い勝手が悪いですが、マナブーストが豊富で横並びが強いデッキなら踏み倒しカードとして採用候補。
《八百長試合》
条件を満たせば「秘匿した」カードを踏み倒せるサポート。
色々種類はありますが《八百長試合》は比較的条件を満たしやすいので踏み倒しにうってつけです。デッキ次第では他の色の秘匿カードも使えるでしょう。
《損切り》
青のマナブーストカード…というだけなら汎用的すぎて紹介対象外なのですが、このカードは副次効果で「相手の墓地を10枚増やす」ので、相手クリーチャーを破壊しなくてもリアニメイト対象を確保しつつ《ファイレクシアへの門》を展開することが出来ます。
リアニメイトで奪った相手クリーチャーを犠牲効果でサクってコピーしても強い。
《ファイレクシアへの門》は無色故に全PWで採用できるのも強力ですね。一方でヴァンガードやサポートは除去できないので留意しておきましょう。
破壊しないと延々相手の盤面にクリーチャーが出てくるので、アーティファクトデッキが増える環境では警戒しておきたい1枚です。